質の高い外資系プロジェクト、上海への集積が続く
上海自由貿易試験区 アップデート: 2021-03-15
このほど、上海市は今年初の62件の外資系プロジェクトが調印された。投資総額が118.5億ドルに達した今回のプロジェクトは人工知能、バイオ医薬、集積回路、デジタルエコノミー、ファッションなどの業界に及び、うちの7件はフォーチュン・グローバル500社による投資プロジェクトだった。上海は依然として多国籍企業の産業チェーン配置にとっての最適な場所だとわかるだろう。
上海市商務委員会の華源主任はこの前に行われた上海市人民政府記者会見において、上海は全面的でハイレベルの対外開放を加速して推進し、上海自由貿易試験区をはじめとする重要エリアでサービス業開放拡大の試行を行い、銀行・証券・保険・先物などの金融業開放を率先して実施し、通信、インターネット、医療、交通運輸、文化、教育などの分野の開放拡大を段取りよく展開し、ほかの開放拡大に関する政策措置を上海で試行するように努力すると伝えた。
華源主任の紹介によると、上海は「地域統括会社レベルアップ行動」を実施し、多国籍企業が上海でアジア太平洋地域統括本部、グローバル研究開発センターを設置することを推奨し、グローバル資源統括の機能を強化する。2020年、上海の実行ベースの外資導入額は202.33億ドル、過去最高を更新した。2020年末まで、全市の外資系地域統括会社は771社、研究開発センターは481社となった。
「第14次5ヵ年計画」のスタートの年にあたり、上海は更に開放を拡大し、「上海市外商投資条例」の施行を確保し、ビジネス環境を改善し、企業サービスを最重要事項として外商による上海への投資により長くて強い支持を提供するという。