中国初の保税物流パークがレベルアップ 新たな発展へ
写真・浦東発布
15日、浦東新区において、上海外高橋港総合保税区の発足式及び重点プロジェクト署名式が行われた。中国初の保税物流パークである外高橋保税物流パークは外高橋港総合保税区に格上げされたという。
2004年4月15日、税関総署が上海外高橋保税区と外高橋港エリアの連動試行を開始し、上海外高橋保税物流パークを運営し始めた。かつての上海外高橋保税物流パークは国務院の許可で設立された初めての「区港連動」モデルエリアとして、港とエリアの機能を結合させた様々な業務を展開してきた。17年間、この「特殊エリア」において、新産業・新モデル・新機能の模索が行われ、港エリアと保税エリアの政策・業務の一貫性をめぐる問題が解決され、国際物流のニーズに応じた特色ある機能と業務モデルが構築された。そして、イノベーションは保税エリアの新業務モデルとブランドとしての地位の向上をけん引し、上海外高橋保税物流パークが上海初の国家レベルの示範物流パークとなり、我が国が改革開放を絶えずに推進する一例となった。
これから、外高橋港総合保税区は外高橋のモデル転換・アップグレードに新たなチャンスを提供し、自由貿易試験区のよりハイレベルの対外開放政策・制度を模索するための重要なプラットフォームとなり、企業のエリア進出の意欲をも喚起するだろう。
発足式現場では、8件の重大プロジェクトの署名が行われた。これらのプロジェクトは海運・空運連動、越境EC、企業誘致、自動車輸出入産業チェーンサービス、バイオ医薬サプライチェーンサービスなど、複数の分野に及び、外高橋港総合保税区の越境貿易方式の多様化やサービス体系の改善をけん引し、国際物流ハブと国際・国内双循環において重要な節点としての位置づけを強化し、外高橋港総合保税区の質の高い発展、ハイレベルの開放に新たな動力を注ぎ込むという。