国際一流な科学城を目指す「張江科学城」 建設加速へ新計画
写真・東方網(以下同様)
17日行われた上海市政府常務会議において、龔正上海市長は世界的な影響力を有するテクノロジー・イノベーションセンターづくりを推進し、「張江科学城」を国際一流な科学城として建設すると発表した。
会議では「上海市世界的な影響力を有するテクノロジー・イノベーションセンターづくりの『第14次5ヵ年計画』」が原則的に承認され、以下のように指摘した。
上海は現代化建設の全体においてイノベーション創出の中心的な位置づけを堅持し、新たなテクノロジー革命と産業変革の波に乗って経済・社会をフルカバーした質の高い発展をけん引する。国家戦略的技術力を構築するために力を入れ、国家レベルのラボラトリーづくりを加速させるとともに、より多くの国家戦略上の任務を担う。コア技術のブレークスルーにスポットライトを当て、トレンド、自主化、エコ化という3つの要素を掴め、産業チェーン・イノベーションチェーン・バリューチェーンで有利な位置取りを確保する。体制・メカニズムのイノベーション創出と人材育成にも重点を置く。
張江に位置するテクノロジーインフラ施設、「科学の扉」
張江科学城は上海のテクノロジー・イノベーションセンターづくりに重要な役割を果たしている。重大テクノロジープロジェクトやインフラ施設建設を推進し、市場性を重視する産学研提携のテクノロジー・イノベーション体系を構築し、複数の業界をリードする企業を育成する。世界的な影響力を有する基礎研究と応用研究のオリジナルな成果を上げ、重要かつ汎用的な技術のブレークスルーを実現させ、ハイエンド製品を打ち出し、国際的なルールを形成させる。産業とシティの融合に示範的な役割を果たし、より多くのテクノロジー成果の実用化を促進し、波及効果を形成させ、世界中の人材が集まる場所を作っていく。