百度と張江集団が協力 都市デジタル化の新しいモデルづくりへ
上海自由貿易試験区 アップデート: 2021-07-19
写真・浦東発布(以下同様)
このほど、インターネット大手企業の百度と上海張江(集団)有限公司(以下、「張江集団」と略す)が戦略的提携を締結した。双方はそれぞれの専門能力と優位的な資源を統合し、張江科学城において新型のスマートシティ、スマート産業パークづくりと産業アップグレードなどで全面的な協力を展開し、上海の都市デジタル転換を推進するという。
2021年1月、上海は「上海都市デジタル転換の全面的な推進に関する意見」を発表し、デジタル転換を上海の「第14次5ヵ年計画」の経済・社会発展の中心的な目標として定めた。「2021年上海市政府活動報告」も、上海市は都市デジタル転換に焦点を当て、世界的な影響力を有する国際デジタルシティづくりを加速させることを提起した。
張江は近年、人工知能やオンライン新経済などの分野に力を入れ、張江人工知能島をはじめとする応用シーンを打ち出した。2020年、張江は「島」から「エリア」になる張江人工知能集積エリアの建設計画を立て、浦東新区ないし上海全市の人工知能の質の高い発展を後押しするという。
紹介によると、今回の提携は、百度と張江集団がデジタル転換に関する共通認識の基に行われるものである。張江科学城・新型スマートシティとその関連プロジェクトに基づき、百度は技術、データ分析、生態系構築などの優位性を活かし、張江の位置づけ、産業、戦略、人材、サービス提供などを利用し、特色のある張江の都市デジタル化の道を模索し、様々なスマート応用シーンを作っていく。