上海張江、人工知能産業生態系がアップグレード 完全な産業チェーン形成へ
上海自由貿易試験区 アップデート: 2021-08-03
写真・VCG
7月8日に行われた2021世界人工知能大会総会・産業発展フォーラムより、上海張江の人工知能産業生態系がさらにアップグレードされ、完全な産業チェーンが初期の形になっていることが伝えられた。
上海張江の基幹産業の1つとして、人工知能はチップ製造やアルゴリズム向上を推進するとともに、成果の実用化や産業配置をも加速させている。一方、張江は強い科学イノベーションの生態系を通して、人工知能の発展に「沃土」を提供した。「より多くのイノベーション企業を誘致し、張江の独特の生態系とその競争力を育っていく」と上海張江集団のある責任者は語った。
公式データによると、2020年末まで、張江の人工知能企業は600社以上に達し、その中の中心的な企業は200社以上で、上海全体の2割を占めた。産業チェーン構築において、張江はスマートチップやクラウドコンピューティングなどの分野の企業が数多く集まっている、という産業発展の特徴がある。モデル応用において、張江は人工知能島や人工知能館などの施設を建設し、「産・学・研・用」が一体化した人工知能応用シーンをつくり、人工知能の示範的な応用を試行する。
「国家と上海はデジタル化へのモデル転換を実施しており、人工知能は実用化と新たな価値を生み出す新段階に入った」。張江は現在、産業とイノベーション生態系を有する人工知能集積エリアをつくっている。公式情報は、「島」から「エリア」になったら、張江の企業数は1200社、2025年までその総数は2500社以上に達する見込みだと伝えた。