ハネウェル、浦東で持続可能な発展研究所・低炭素センターを設立
上海自由貿易試験区 アップデート: 2021-08-27
このほど、浦東張江において、電子制御システムや自動化機器を製造販売している多国籍企業、ハネウェル傘下のハネウェル(中国)有限公司持続可能な発展研究所・低炭素センターの発足式が行われた。この低炭素センターは低炭素技術の発展と市場のニーズに焦点を合わせて研究を展開し、ハネウェルの革新的な製品と技術により、中国市場での低炭素ソリューションの開発・実施を推進し、クライアントの持続可能な発展と中国の「CO2排出ピークアウト」と「カーボンニュートラル」の目標実現をサポートするという。
写真・浦東発布(以下同様)
ハネウェルは浦東でアジア太平洋地域統括会社を設置し、中国に根ざしてきた。中国の国産大型旅客機機や上海センター、ジンマオタワーなどのプロジェクトを手がけた。「低炭素センターの設立はグローバル気候ガバナンスと中国のCO2排出に関する2つの目標に応じたものだけではなく、ハネウェル自身が環境・社会・企業ガバナンス(ESG)分野に力を入れていることを示した」とハネウェルのある責任者は伝えた。ハネウェルは低炭素センターを政府部門・企業・研究機関・業界団体・高等教育機関といった協力パートナー間のプラットフォームとしてつくり、産業チェーンの低炭素化やサーキュラーエコノミーの発展を後押しするという。
ハネウェルの約半分の新製品研究・開発はクライアントの環境パフォーマンスや社会的効率の向上を目標としている。今年4月、ハネウェルは2035年まで既存業務運営と施設のカーボンニュートラルを実現させると発表し、これは中国のCO2排出量減少の目標と一致している。