Cytivaの技術R&Dセンターが張江に
上海自由貿易試験区 アップデート: 2021-09-24
写真・上海自由貿易試験区
バイオ医薬品製造会社のCytiva(サイディバ)はこのほど、バイオ医薬品の需要拡大に対応するため、15億ドルのグローバル投資を増やし、生産能力を更にあげてバイオ医薬産業の発展を後押しすると発表した。この投資計画の重要な一環として、張江にCytiva初のアジア技術R&Dセンターが設立され、中国国内のバイオテクノロジー研究開発と人材育成をサポートするという。
Cytiva中国の兪麗華社長は、「バイオ医薬業界は急増するニーズとサプライチェーン上の問題を抱えている。Cytivaはグローバルな投資を通してこの現状を改善しており、近年急発展している重要な市場である中国は会社の事業展開の中心で、今回の技術R&Dセンター設立も会社の『中国に立脚し、中国にサービスを提供する』という理念を示している」と述べた。
紹介によると、張江のアジア技術R&DセンターはCytivaの製品技術と産業化・実用化の間の「壁」を打破し、現地でニーズ対応・研究開発・生産というループを実現させ、中国のバイオ医薬産業のイノベーションと発展に助力する。また、Cytivaは張江でアジア最大のバイオ医薬人材育成拠点とスマート製造展示センターをつくり、業界により全面的な人材育成と技術活用サービスを提供していく。