RCEPエコノミーの最適関税率は?上海国際貿易「単一窓口」の新機能で調べてみよう
年頭にあたり、上海国際貿易「単一窓口」は「対外貿易+金融」のサービスモデルをイノベーションとして打ち出し、外資系企業により優れた便利なサービスを提供する。1月4日午前、上海市商務委員会、上海市財政局、上海市地方金融監督管理局、国家税務総局上海市税務局が共同で主催する2022年中国(上海)国際貿易単一窓口金融サービスシーズンのスタート式典並びにRCEP最適関税問合せシステムの始動式典が虹橋輸入商品展示・取引センターで開催された。
同式典で、関係の部門、金融機関、企業は中国(上海)国際貿易単一窓口協力協定に署名し、金融イノベーションの新製品を初公開し、国際決算、融資・貸付、越境保険等、全方位のデジタル化金融サービスの応用シーンに及んでいる「単一窓口」限定の金融サービス案を披露した。「データ+技術」を土台にして、輸入・輸出貿易企業、海運物流企業のコストダウンと効率化に取り組んで、対外貿易の新業態と新モデルの発展をサポートし、越境貿易の利便化の促進を支え、国際貿易に更なる活力を注ぎ入れる。
当日、上海国際貿易「単一窓口」で開通したRCEP最適関税問合せシステムが注目された。当該システムは対外貿易企業がRCEPエコノミーの最適関税率を調べるために便利なツールを提供し、協定関税率と非協定関税率の差異を明らかにし、これらの企業が十分にRCEPによるメリットを享受することを助力する。
上海市商務委員会の主要責任者は、RCEP協定が1月1日に正式に発効し、全国の経済中心と貿易中心都市としての上海はわが国がRCEPメンバー?むけの主要貿易地域で、RCEP加盟国の重要な対外貿易パートナーであるため、RCEP協定の発効・実施を契機に、国際貿易「単一窓口」の金融サービスのレベルを引き上げることを手がかりとして、早速対外貿易企業が開放と関係政策がもたらしたメリットを確実に享受でき、貿易と投資の決意を固めるように取り組んでいくとした。
上海国際貿易「単一窓口」は2014年に建設をスタートして以来、今、4.3万社の対外貿易企業にサービスを提供し、30箇所以上の金融機関と協力しており、40の金融商品を取り扱っている?。また、国際決算業務では4556社の生産型企業にサービスを提供し、去年の取引額が累計して390億元超、前年より2.7倍増となった。この2年、上海国際貿易「単一窓口」は金融機関と踏み込んだ協力を展開し、上海の対外貿易企業、中小企業や零細企業のために国際決算、輸出信用保険などの商品をオーダーメイドして、人民元建ての越境貸付、輸入出貸付、コロナ対策金融包摂貸付などの多数の商品を打ち出し、困難を乗り越えて発展するよう、企業を後押し、広く歓迎された。