「張江メタバースイノベーション発展連盟」が設立され
現在、中国のメタバースのコア市場と関連産業は急速に発展しており、科学技術の発展による時代的産物として、メタバースは新たな産業革命を引き起こすと見込まれている。7月27日、「感知・消費・相互接続」をテーマとした2022上海メタバースサミットが上海浦東ソフトウェアパークで開催された。
サミットでは、上海科学技術革新推進中心弁公室執行副主任、浦東新区委員会常務委員彭崧氏、上海市経済と情報化委員会副主任張英氏、浦東新区科技と経済委員会副主任夏玉忠氏、上海市経済と情報化委員会ソフトウェアと情報サービス業処処長裘薇氏、上海市投資促進センター主任王東氏、張江グループ党委員会書記、董事長袁濤氏等が立ち会う中で「張江メタバースイノベーション発展連盟」が正式に設立された。当該連盟は、業界全体の資源を整え、メタバース業の発展の促進を中心とし、研究開発・生産、人材育成、イノベーション応用、デジタルエンパワーメント、ブランドプロモーションを統合する協力プラットフォームを作成することを目指している。
「今年は、張江公園と張江グループが設立30周年にあたり、『張江デジタルチェーン』の構築とメタバースの発展は、張江の過去30年間にわたる産業発展の蓄積に基づくものであり、張江が将来のいくつかの主要産業の発展へのエンパワーメントと継続でもあり、今までの成果を受けて未来を切り開くという意味がある」と張江グループ党委員会書記、董事長袁濤氏はサミットで「張江デジタルチェーン」の基本状況と今後の構築計画を紹介した。
現在、張江メタバースエコシステムは、科学城の生命健康、集積回路、人工知能という3つの世界レベルの産業クラスター、6つのカテゴリ、17の分野、124の技術ルート、2400社の企業をカバーしており、ほとんどの張江科学城の重要園区を含んでいる。
袁濤氏は、張江中区の4.1平方キロメートルのエリアでデジタルツインの張江科学城などを建設し、メタバースシーンの初場所などを構築し、張江のフューチャーシティーを建設することを明らかにした。
次に、「張江デジタルチェーン」は張江科学都市の資源の優位性に依拠し、上海データ取引所、張江人工知能アイランド、張江オンラインなどの機能的なプラットフォームと産業パークと連動して、「メタバース」技術の研究・開発、データサービス、デジタル創意、エンパワーメント応用などの重要分野に焦点を当て、企業の新たな勢力の育成、科学技術イノベーションの新たなプラットフォームの作成、人材の新たな高地の建設、新たなデジタルインフラの配置、開放の新たなエコシステムの構築にを力を入れ、「メタバース」本部イノベーションエリア、「メタバース」産業クラスターエリア、「メタバース」エコシステム先導エリア、「メタバース」シーンモデルエリアを建設し、国際的影響力を抱える「メタバース」技術革新と産業発展の高地となるように取り組んでいく。