2025年までに5つの1千億元規模の産業クラスターを作り上げ、新たな産業システムを構築している浦東(前編)
このほど、上海市党委員会対外宣伝弁公室と上海市政府新聞弁公室が開いた「新しい道のりで奮闘、新しい時代に貢献」の記者会見によると、上海は「上海製造」ブランドの作成に取り組み、新たな産業システムの構築を加速し、ハイエンド製造業の成長の極を作るために力を尽くしている。上海の工業付加価値は2011年の7231億元から2021年の1兆739億元に増加し、国内都市の中で1位を維持している。工業生産額は3兆3834億元から4兆2014億元に増加し、4兆元の大台を突破し、総合的実力が新たな段階に上がり、上海が世界的影響力を備える社会主義現代化国際大都市の建設を加速するために強固な物質的基盤を築いた。
3つの先導産業:総規模が1兆2700億元に達し
上海は製造業を実体経済の主戦場と位置づけ、2017年に率先して「実体経済50箇条」を発表し、2018年から「上海製造」ブランドを輝かせるための3カ年行動計画を2回実施し、産業チェーン、バリューチェーンをハイエンド化へ発展させつつある。新興産業が急速に発展し、新たな原動力が絶えずに現れている。これに対して上海は現代化経済システムの構築を見定め、1990年代に提案された6つの柱となる産業のモデル転換とアップグレードを促進し、3つの先導産業をけん引とし、6つの重点産業クラスターを支えとし、新たな分野の産業の成長を加速し、将来向けの産業の配置を見込んだ新たな産業システムを初歩的に構築してきた。
上海市経済と情報化工作委員会副書記、市経済と情報化委員会主任呉金城氏は、集積回路、バイオ医学、人工知能という3つの先導産業の総規模は2021年に1兆2700億元に達し、倍増を実現した。同年、6つの重点産業の工業生産額は2兆8700億元を超え、集積的な発展を遂げたと紹介した。
3つの先導産業のイノベーション高地、6つの重点産業クラスターを構築する同時に、上海は近年、新たな分野での配置、「端末によるけん引」の役割を強化し、グリーン・低炭素、メタバース、スマートターミナル、デジタル経済などの新たな分野の行動案を発表し、今後の5年間で上海の新たな産業システムの発展方向を開拓し、新たな成長の原動力を育成する。
「過去10年間、上海は新たな技術革命と産業変革のチャンスをつかみ、デジタル中国とデジタル経済の発展の戦略的要請を実施し、デジタル技術が全方位から産業発展へのエンパワーメントを推進し、デジタル経済という新たな原動力を活性化させてきた」と呉金城氏は付け加えた。
現在、上海では30社の次世代インターネットリード企業と7個の1千億規模の電子商取引プラットフォームができている。張江オンライン、長陽秀帯、虹橋之源などのオンラインの新たな経済生態パークは、次世代のインターネット企業の本部を導入し、ソフトウェアと情報サービス業の営業収入は1兆3000億元に達した。また、上海データ取引所を設立し、100を超えるデータ製品を打ち出し、500以上の「デジタルビジネス主体」と協力した。それに、国際データポートの建設を加速し、国内初のスマートコネクテッドカーのデータの国境を越えた流動についての操作ガイドとポジティブリストを発表しました。