より高いエネルギーレベル本部経済に向かい、グローバル資金管理センター高地を構築=陸家嘴
陸家嘴は中国初の国家レベルの金融貿易開発区であり、30年余りの建設・発展を経て、中国で「経済密度が最も高く、インフラが最も完備し、人的資源が最も豊かで、市場取引が最も活発」な国際的な金融都市となった。主に以下のように「4つの『高』」の特徴を見せている。
まずは、経済密度が高いこと。地域の経済規模は6300億元を突破し、1平方キロメートル当たり200億元を超え、税収が1億元に達するビル110棟余りと上海初の税収100億元ビルを育成した。次は企業のエネルギーレベルが高いこと。金融、貿易、海運、科学技術、専門サービスなどの分野の4万5000社の企業が集まり、12の国家レベルの要素市場と金融インフラを備え、50万人以上の従事者がおり、そのうち金融専門職は30万人を超えている。続いては環境品質が高いこと。東方芸術センター、浦東美術館など20カ所以上の文化・体育施設を有し、1500万平方メートルのオフィスビルのうちA級オフィスビルが50%以上を占め、今後5年間にさらに350万平方メートルのオフィススペースを増加する見込み。最後は開放の程度が高いこと。50余りの「中国第一」と「中国唯一」がここで誕生し、13カ国からの有名な金融機関は貝莱徳(ブラックロック)など110社余りの外資系資産運用会社を設立し、全国の90%を占め、陸家嘴の開放的かつ包容的で国際的特色をさらに際立たせた。
多国籍企業の集積度と影響力は、国際金融都市を評価する重要な指標である。陸家嘴には340以上のフォーチュン・グローバル500企業の支社・機関及び138の多国籍会社の地域本部が集結しており、四分の三の本部企業が全世界で発展を図るために配置しており、管理、貿易、研究開発、投資、決済などの多機能の復合型の本部は80社以上あり、全国で最も多い。陸家嘴金融城は多国籍企業が中国に根を下ろし、世界で配置するための重要な戦略的ノードとなっている。
多国籍会社の発展の需要によりよく応えるために、けん引区と自由貿易区の「先に遂行、先に試し、制度革新、法的保障」という重要な支えにより、陸家嘴は多国籍会社の財務・資金管理センターの高地を構築するために全力を尽くし、より便利的で自由的な資金移動、より効率的で集中的な機能管理を実現し、多国籍企業が上海浦東で戦略的中心と「神経中枢」を作ることに助力する。その主な措置は以下の通りである。
第一に、多国籍企業が自人民元と外貨の一体化した資金プールを設立することを推進し、多国籍企業本部が資金の集金、調達、決済、投資・融資及びリスク管理などの集中的な管理業務を展開することをサポートすること。
第二に、自由貿易区FTアカウント(Free Trade Account)と6000余りの中外金融機関が高度に集積するという陸家嘴の優位性を発揮し、多国籍企業のオフショア決済、越境投資融資、外国為替に対するリスクヘッジなどのために、全方位で総合的な金融サービスを提供すること。
第三に、陸家嘴が完備した金融生態機能システムを持っているため、多国籍企業は銀行間の為替市場、黄金市場の取引に容易く入り、参加することができる。陸家嘴の完備した専門サービス業の生態に依拠し、財務・資金管理センターのために最適な財税企画管理案をオーダーメイドし、需要側と供給側のマッチングと実務的な協力を促進すること。
第四に、中国金融業の対外開放の試験田(パイロットエリア)とキャリアエリアとして、陸家嘴は、名目現金プール、バーチャル現金プールなどを含む一連の開放の革新的テストを積極的に模索し、より低いコストの国内外の資金運用を実現すること。
陸家嘴は中国の対外開放の重要な窓口、産業協力の重要なプラットフォームであり、中外企業が投資し、事業を開拓し、国際市場を動かす「宝の地域」でもある。国際ルールに沿った開放政策、市場化されたビジネス環境、全ライフサイクルのサービスエコロジー、世界的に有名なブランドイメージは多国籍企業の財務・資金管理機能の配置と開拓のために、最も堅実なサポートと保障を提供する。