浦東のイノベーションエコロジーシステムの更なる繁茂に助力、シーメンスヘルスケアが全方位現地化戦略を実施
早くも30年前、シーメンスヘルスケア(Siemens Healthineers)は中国で現地化研究開発・生産の活動を開始し、そのスタートは上海浦東である。1992年に初の「メイド・イン・チャイナ」のシーメンス医療CTが誕生し、30年後に投資額が約30億元に達した上海実験室診断キット工場がこれから稼働する。
「われわれは中国でイノベーションに向けた研究開発、生産制造から人材育成、協力パートナーまでというシステムを実施することを堅持し、全方位の現地化戦略を確立し、一貫して我社を中国会社として運営している。浦東で発展してきた30年間に、浦東政府が独創的、先導的、開拓的な改革措置を積極的に推進し、開放レベルを持続的に向上させ、市場化、法治化、国際化を整える一流ビジネス環境の構筑に力を入れることを身をもって感じている」とシーメンスヘルスケア中国地域総裁王皓氏は話した。「今後、より開放的でイノベーションに向ける上海浦東で、シーメンスヘルスケアは現地の医療イノベーション生態圏の建設に引き続き深く参与し、各方面の協力パートナーとともに、中国医療のオープンイノベーションエコロジーシステムを共同で構築していく」
今年6月、シーメンスは、全製品ラインの現地化プロセスを推進し、中国取引先の差別化、オーダーメイドのニーズに基づいて現地製品及びソリューションを作り、中国スピードで現地業務のモデル革新を完成させるという新たな「国智創新」現地化戦略を発表した。今年10月9日、シーメンスヘルスケアはアジア太平洋地域の組織構造を再調整し、アジア太平洋地域を中国地区と中国を除くアジア太平洋地域の2部分に分けた。これで中国地区の地位は再び高まり、2030年までに中国が世界最大の医療科学技術市場になる見通しである。
長年にわたり、シーメンスヘルスケアは中国で極めて革新性と臨床価値が備わる製品をたくさん出した。シーメンスヘルスケアが中国における配置は、世界でリードする革新的な科学技術を中国へ導入することを加速させるものだけでなく、中国医療器械の革新エコロジーシステムに積極的に入るものでもある。ここ数年、浦東新区は科学技術イノベーションの配置を全面的に加速し、生命科学、人工知能などの分野に焦点を当て、国家工程研究センター、国家技術イノベーションセンター、国家臨床医学研究センターなどの国家レベルの科学技術革新基地を建設してきた。王皓氏は、これらの配置は現地のイノベーションにむけた研究開発に大きなチャンスを提供していると思っているという。
「将来、シーメンスヘルスケアは浦東新区の優れた研究開発・イノベーション環境とイノベーションについての政策支援に依拠し、引き続き大学、実験室、科学研究機関などと産学研の全方位的な協力を展開し、医療科学技術分野のオープンイノベーションエコロジーシステムを作り上げる」と王皓氏は語った。「我々は自身の技術とプラットフォーム能力を活用して産業エコロジーの発展をけん引し、特に中小企業のイノベーションに向けた発展をけん引し、イノベーションの力を集め、協同効果を備える新型イノベーションプラットフォームになるよう取り組み、より多くの企業に活力を与え、そのデジタル化へのモデル転換とアップグレードの実現を加速させ、イノベーションの『熱帯雨林エコロジーシステム』の更なる繁茂を望んでいる」