金橋:スマートインターネット産業が盛んに発展する未来向け都市
昨年第五回中国国際輸入博覧会虹橋国際経済フォーラム浦東サブフォーラム「浦東のハイレベルの制度型開放とグローバル経済ガバナンス」イベントが開催された、同イベントの一部である「新しいチャンスを共有、未来創出をリード:浦東新区社会主義現代化建設先導区の制度型開放建設」プロモーションにおいて、上海市政府副秘書長、浦東新区区長杭迎偉氏は「浦東:未来向けの開放」プロモーションスピーチを行った。
イベントの現場で、自由貿易区金橋管理局局長呂東勝氏は金橋経済技術開発区の関係重点分野の制度型開放とイノベーションの成果について特別な紹介をした。
呂東勝氏は次のように表明した。金橋は全国初の先進製造業と生産性サービス業の「二輪」が駆動する自由貿易試験区エリアである。
昨年8月31日、「浦東スマートコネクテッドカー産業発展連盟調印式」並びに「金橋スマートコネクテッドカーテストモデル区始動式」が上海金橋で行われた。これにより、国内初の超大型都市の都心部における応用シーンが発足し、国内初の都心部における自動運転のオープンテスト道路がオープンした。
同式典では、金橋スマートコネクテッドカー発展公司と連盟のメンバー企業の代表AutoX、新石器(NEOLIX)、行深智能(Xingshentech)、復叡智行(Fusionride)、中国情報通信研究院(CAICT)、中海庭(Headingdata)などが契約を締結した。また、金橋スマートコネクテッドカー産業とスマート都市応用シーンを正式に発表した。
金橋は、道路状況が最も複雑で、周辺シーンが最も豊富な自動運転オープンテスト道路を建設する。最初の29.3キロメートルのテスト道路は、現在上海でリスクレベルが最も高いものとなっている。今後、テストの範囲を徐々に広げ、金橋及び浦東全域でのオープンを目指している。
金橋は先導区の立法の優位性を発揮し、地下スペースの自動運転、地域内の無人配送、地上道路と地下車庫の連動などの応用シーンの発展を全力で推進し、無人運転のビジネスモデルの実施を促進する。国内初の超大型都市の都心部における応用シーンの優位性を生かし、未来向けの都市立体空間の自動運転クラウドコントロールプラットフォームを建設する。豊かな基盤を抱える自動車製造及び情報通信産業の優位性を活かし、未来車の新たな産業エコロジーを育成する。
金橋は、最優のスマートコネクテッドカーの応用モデル基地を作ることを目指している。具体的言えば、「四つの高地」を作ること。第一に、浦東の立法の優位性に依拠し、政策の高地を形成すること。第二に、完全なスマートコネクテッドカーエコロジーを構築し、産業の高地を形成すること。第三に、都市部の豊かな応用シーンの中でビジネスの実施を促進し、シーンの高地を形成すること。第四に、業界をリードする「浦東標準」を確立し、標準の高地を形成すること。
長年の発展を経て、金橋では上汽GMをリーディングカンパニーとする自動車産業は浦東初の1千億元レベルの産業となり、研究開発、生産、販売、決済などが一体化された質の高い産業クラスターを形成した。
金橋の自動車産業は豊かな基盤を持ち、5Gの発展も国内で先頭に立っている。自動運転テストは5G技術の重要な搭載シーンの1つであるため、金橋は「未来車」産業を地域発展の戦略的目標に位置づけ、最も完全な産業エコロジーを作り上げていく。
金橋には上汽GM、アリクラウドイノベーションセンター・BMWスタートアップガレージ、華為自動車事業部、Pan Asia Technical Automotive Center、メルセデスベンツ上海研究開発センター、Bosch自動運転制御事業部中国区など最もフロンティアの研究開発センターが揃っている。また、金橋にはUAES、HELLA、Valeo、 SIAPM、国内トップクラスの自動運転電子チップ研究開発プラットフォームであるBlacksesame、世界で先頭を走っているリチウム電池ダイヤフラム企業であるSEMCORPが集まっており、自動車電子とチップ産業の最強のクラスターを共同で構築している。
将来、金橋は「地上シティー・地下シティー・クラウドシティの3シティー」という未来向けのスマートシティモデルを構築する。地上シティーというのは多様な機能が有机的に融合され、鮮明な産業の特徴を抱える総合体を構築すること。地下シティーといのは土地資源の集約的活用に依拠し、相互接続・総合貫通の都市立体空間システムを構築するうこと。クラウドシティーというのは最先端のCIM+AI技術を駆使し、全国で最大のスマートシティー応用シーンの集積的モデル基地を建設すること。
金橋開発区は優位性のある5G産業をけん引とし、未来車、スマート製造、可視化された情報通信システム、生産性サービス業の「3+1」産業発展構図をどんどん形成しており、上海で多国籍企業が地域本部、研究開発センターを設立するのに最も適した地域の一つとなっている。