上海「本部経済」:エネルギーレベルが絶えずに向上
本部経済は都市の質の高い発展を促進する重要な駆動力である。上海に入居した多国籍企業の地域本部と外資系研究開発センターの数が絶えずに増加し、エネルギーレベルが絶えずに向上しているのは、外国人投資者が上海で投資することへの期待と決意が変わっていないことを十分に示している。上海市商務委員会によると、2022年上海で多国籍企業の地域本部60社、外資系研究開発センター25社が新たに承認された。2022年末までに、上海に設立された多国籍企業の地域本部は累計891社、外資系研究開発センターは531カ所となり、中国大陸部で多国籍企業の地域本部が最も集中している都市のトップの地位をキープしているという。
2022年に外資系研究開発センターの認定証明書を授かった上海シーメンスヘルスケア(Siemens Healthineers)器械有限公司は1992年に設立され、上海国際医学パークに位置しているシーメンスの重要な医療映像及び臨床設備のグローバル研究開発、製造センターの一つである。「全世界で販売される2台のCTのうち、1台は上海シーメンスヘルスケア生産基地のものだ」と上海シーメンスヘルスケア器械有限公司総経理孔軍氏はこう言った。現在までに、同生産基地は累計で60以上の製品を研究・開発して製造し、サプライチェーンの現地化率は80%を超えている。それに、累計出荷量は約4万台で、70%以上が海外で販売されている。
2022年、上海はRCEP協定の発効を契機に、新版の外資参入ネガティブリストの実施を加速し、サービス業の拡大・開放を深化させ、市場化、法治化、国際化のビジネス環境を持続的に作り、正確で効果的な政策システムを持続的に構築し、外資企業が上海に投資し、上海に根付けるためにより良い条件を作り出している。2022年には、新型ウイルス感染症の影響で上海の経済・社会の発展が大きな打撃を受けたが、上海の経済は高い強靱性を示した。1月から12月まで、上海には4352社の外資投資企業が新設された。実行ベース外資導入額は239億5600万ドルで、前年同期より0.4%増加した。そのうち、第三次産業の実行ベース外資導入額は230億7300万ドルで、1%増加し、全市総額の96.3%を占めた。
2022年、上海市政府は71件の重点外資プロジェクトの集中契約を行い、投資総額は約643億元となった。
「十四五(第14次五カ年計画)」期間に、上海は新時期の外資の第一選択地を作り、「アジア投資ゲートウェイ」を基本的に築き上げ、「エネルギーレベルがより高い本部経済を発展させること」を外資関係活動の最も重要な課題に位置付け、グローバル研究開発センターとオープンイノベーションプラットフォームを設立し、発展させるようと外資を励ましていく。