このほど、次世代情報技術、バイオ医薬などの分野に及ぶ約100社の研究開発型の中小企業やプロジェクトがVπ張江インキュベーターゾーンで2023年「創・在上海」国際創新創業コンテストに参加した。

当該コンテストに参加した情報技術中小企業は浦東新区の張江の起業環境を高く評価した。同コンテストの浦東地域での開催地であるVπ張江インキュベーターは、張江グループの投資・ローン・インキュベート・教育プラットフォームの重要な構成要素の一つ。「創・在上海」国際創新創業コンテストを実施するのはVπ張江インキュベーターが各参加企業と連携して相互に科学技術を交流する場を作り、中小企業と協力して協同発展する重要な取り組みの一つ。Vπ張江インキュベーターは2015年から9年連続で同コンテストの地域コンテストを実施し、コンテスト前、コンテスト中、コンテスト後の設定に従い、参加企業をフォローして全方位的なサービスを提供した。

スタートアップ企業の急速で変化の多い発展ニーズに直面し、Vπ張江インキュベーターはVπ張江科学技術投資有限公司の傘下の投資、ローン、教育などの革新要素機関と手を携え、共同で起業サービスの生態圏を作り上げた。

Vπ張江インキュベーターはこれまでに1400社以上の企業をインキュベートし、計7万平方メートルに達する創業空間からは、Will Semiconductor、Bestechnic (Shanghai)、Amlogic (Shanghai)など12社がスタートし、今では資本市場で活躍している。Shanghai Fourier Intelligence、YI Technology、DATA GRANDなど注目される企業もここから速やかな成長へ一歩を出した。

また、「張江大中小企業融通発展連盟」の重要な主導役をつとめているVπ張江インキュベーターは、マイクロソフト人工知能とIoTラボ、IBMイノベーションセンター、Merck上海イノベーション拠点などの大手企業の開放イノベーションセンターと手を携えて、大手企業と中小企業の協同革新、融合発展の産業エコロジーを構築している。Vπ張江インキュベーターによると、大・中小企業の共生・共栄の創新創業生態環境に引き続き依拠し、多方面の資源を集めてイノベーション企業に活力を与え、企業の成長を支援していくという。