一流ビジネス環境を作り上げ、有力な取り組みを再度出した上海万博エリア
4月12日、浦東エキスポエリア(万博エリア)質の高い経済発展大会が開催された。発展ペースをさらに上げるために、万博エリアは有力な関係政策を再度発表した。
大会では「万博エリア質の高い発展連動計画」が発表された。「万博エリア質の高い発展連席会議」メカニズムを設立し、万博管理局の主導の下で、各方面の力を統合し、同エリアの企業誘致・資本導入のために、そして進出した企業に、一流のビジネス環境を提供するなど一連の措置を打ち出し、同エリアの質の高い発展を促進する力を形成し、地域の発展機能の協同を促進する。現場では、8人の企業家が万博エリアの質の高い発展パートナーとして招聘された。
優れるビジネス環境は質の高い経済成長を支える土壌。今年に入って、万博エリアは71棟の重点ビジネスビルを対象に、1棟ごとに1名のビジネスビル経済特別担当を指定し、すべての関連サービスを統合した。また、企業四半期訪問計画を立ち上げ、企業サービス部を設立し、定住、住宅、医療、子女教育などの関連サービスを提供する仕組みを整え、「管(管理局)+街+所(市場所、税務所)+司(開発主体)」の連動メカニズムを確立し、協同してサービスを展開していく。
また、黄浦江に9.5キロ接している万博中央イベントエリアは、今後、全長22キロの「万博水環」を建設し、全体の37%が緑地となる。現在、万博中央イベントエリアには123棟のハイクオリティのビジネスビルが建設中、或いは建設完了しており、その総面積は約650万平方メートル(その中、建設完了のビルは約390万平方メートル)となっている。また、同エリアには、アジア一流の上海大歌劇院や国内初の国際トップクラスの上海久事国際馬術センターを含む13箇所の一流の文化・体育施設が建設中、或いは建設完了している。上海国際文化大都市のコアキャリアエリアになるという目標に向け、万博エリアは世界的な影響力を持つスポーツイベント、文化展示・演出イベント、フェスティバル、フォーラムなどのイベントを積極的に開催し、「世界初」イベントの第1の選択地を目指して取り組んでいる。前灘地域の建設が完成後、様々なビジネス、住宅、教育、医療、娯楽施設を有する24時間コミュニティになり、全市トップのビジネスビルの販売率に達する見込み。
万博エリアは万国博覧会に因んで誕生したものであり、それに万国博覧会はそもそも中国が世界に開放する見本である。このため、「開放」の性格を持つ万博エリアは投資家に人気のある選択地となっている。現在、万博エリアは上海市で中央企業が最も集積し、数が最も多い地域の一つになっており、28社の中央企業グループが各種の企業を106社登録し、そのうちフォーチュン・グローバル500社にランクインした中央企業18社が万博エリアに投資している。また、万博エリアには29社の多国籍企業(そのうちフォーチュン・グローバル500社の外資系企業は9社)の地域本部があり、更に15の有名な国際経済機関も万博前灘に入居した。
トップ企業の先導のもとで、中央企業と地方の融合、国内外の協力が絶えずに深化し、様々な中央企業、外資系企業、民間企業が集まってきて、万博エリアでは大口商品国際貿易、「二酸化炭素排出量ピークアウトとカーボンニュートラル」関連産業、産業金融、バイオ医薬産業という4つの特色ある産業クラスターが形成された。このうち、大口商品国際貿易は昨年の1年間の営業収入は6000億元に達し、一定の規模に成長してきた。2030年までに、世界的な影響力を持つ大口商品国際貿易生態集積エリアを作り上げると見込まれている。