2023年世界人工知能大会の見所
2023年世界人工知能大会(WAIC)がこれから開催される。全国初の人工知能イノベーション応用先導エリアである上海市浦東新区は、上海人工知能産業発展の高地を作り、世界レベルの人工知能産業クラスターの建設をリードしている。
関係筋にとると、浦東サブ会場では、人工知能の応用成果を際立たせるためのメタバースを中心としたコアフォーラム(浦東フォーラム)を1回、「AI+メタバース」「AI開発者」というテーマフォーラムを2回、業界・企業エコロジーフォーラムを20以上開催する予定。約40名のアカデミー、100名ぐらいの国際ゲスト、100社以上のフロンティア企業、10数校の大学科学研究機関などを招待する。
複数の重大プロジェクト、提携プロジェクトも同大会で発表される。例えば「IJCAI-SAIA中国事務所」を設立すること、「オープンアトムファンデーション」の関連プラットフォームを浦東に設立すること。また、メタバース標準化イノベーション拠点の設立を公表し、国内外の標準化企業や関連機関を集結し、メタバースの技術、応用、管理、倫理などの面での標準需要と解決案などを共同で模索する。
世界人工知能大会の力を借りて、浦東は世界の政産学研のメタバース分野の人をつなぐプラットフォームを構築し、浦東が中国を代表して世界と対話する重要な窓口となる。
2023世界人工知能大会浦東サブ会場の開催地である張江科学会堂は、今回も最先端の科学技術が集結したメタバースのスーパー応用シーンを作る。出展企業の多くは前回の世界人工知能大会にも出展したが、今回はさらに「バージョンアップ」のAI製品を持ち込んでくる。シーンを駆動力とする浦東は最先端技術に最も適した実験場とアプリインキュベーターを作っている。
今年の世界人工知能大会の開催期間中、張江科学会堂では、「メタバース」のような最先端技術のシーンが「現実」に登場する。例えば随幻科技(MRSTAGE)ゾーンでは、体験者が同社のグリーンスクリーンエリアに入ると、リアルタイムで3D仮想空間と融合してメタバース空間に置かれた自分の映像が生成され、未来的で楽しいメタバースの没入型インタラクティブ体験ができる。
そして、張江人工知能島にある上海市初の人工知能の水域応用シーンでは、無人運転の「スマートレジャー船」が世界人工知能大会期間に出航する。上海市初の人工知能の水域応用シーンとなるここはAI、5G、ビッグデータ、無人運転、感知による衝突回避、遠隔制御、クラスター協同、エッジコンピューティングなどの技術が集積し、科学技術イノベーション企業が連合テスト、プレゼンテーション・インタラクションなどを展開する重要なシーンとなっている。