「市場に身を置き、世界を見据え」:浦東で世界と連結するMARQUARDT
MARQUARDTは電子部品製造に携わるドイツの家族企業であり、浦東新区合慶工業パークに入居した最初の国際企業でもある。
MARQUARDT電子科学技術(上海)有限公司のPeter Schaumann副総裁が初めて上海に来たのは2004年のことである。それまでに多くの都市を訪れたにもかかわらず、彼にとって上海は驚かせるほど素晴らしい都市だという。
「過去数年間、生産と経営を進める中で市場に身を置き、市場に目を向けるべきだと強調していますが、未来は市場に身を置き、世界に目を向けなければならないと思っています。現在、中国は自動車分野で重要な地位を持っており、革新分野も同じです。だから、将来MARQUARDTのように中国に進出する国際企業にとって非常に重要なのは都市のテクノロジートレンドが何ですか、市場の何が利用できるか、学べるかを理解し、そしてこれらのアイデアや技術を同市場の発展に活用するということでしょう」と同氏は話した。
企業の生産力はこの企業が持続可能な発展を遂げていくかどうかを決定する。MARQUARDT上海工場は同グループの重要な構成部分である。
「我々は生産ラインを高度に統合し、効率的な生産計画を立てて、高度自動化設備、ロボットなどを利用して生産能力を高めると同時に、労働コストを大幅に下げました。自動車工業分野で、世界トップ12の自動車メーカーのうちの11社にサービスを提供しており、中国で新エネルギー車分野に取り組んでいます」とPeter Schaumann氏は紹介した。
「発展を遂げる中、浦東地域は非常に優れる成長環境を備え、産業も非常に発展していることを目にしました。このような環境の中でこれからも成長し続けていくことに自信を持っています」と同氏は示した。
今、MARQUARDTの技術ニーズは変わりつつあり、質の高い人材が同社が浦東での成長を支える重要な要素となっている。
「MARQUARDTは毎年売上の10%を研究と開発に投資しています。これは同業者に比べればかなりの金額です。我々はスタッフに創造性に満ちて持続可能な環境を提供したいと考えていますから。未来に投資するのはコア競争優位性であり、創造性に満ちる製品を提供してこそ、未来に持続可能な発展を遂げることができると思っています」
Peter Schaumann氏は「もちろん、国際企業として、やはり使命感は必要です。その一つは人材の育成です。MARQUARDTは素晴らしいプラットフォームだと思っています。そして有望な大学生が我々に加わり、自分の事業を追うことを期待しています。私たちは浦東でさらに明るい未来を抱えると信じています」と言った。