Freudenbergと長江デルタ国家技術革新センターが協力覚書を締結、グローバルイノベーションパートナーシップを確立
グリーン・低炭素、エネルギーのモデル転換はここ数年の輸入博のキーワードとなっており、今年も例外ではない。11月8日、ドイツのヴァイインハイムに本部を置くグローバル技術グループであるFreudenbergグループは再び輸入博に来て、「Freudenbergグループ革新と技術サミット」を開催した。そして今回、同社は新たなパートナーシップを結び、長江デルタ国家技術革新センターと協力覚書を締結し、「グローバルイノベーションパートナーシップ」を確立した。
この協力は双方の優位性に基づき、長江デルタ地域の技術革新と応用研究開発エコロジーを強化し、エンジニアと関連人材の育成を行い、潜在力のあるプロジェクトを共同でインキュベートし、投資する。双方は今後、エネルギーのモデル転換と電動交通、持続可能な材料とプロセス、自動化とスマート製造、人工知能と材料情報学などの分野を中心に、産業技術研究開発プロジェクトを共同で展開し、長江デルタ地域を中心に全国に拡大し、産業技術研究開発の新たなチャンスを模索していく。
乗用車市場情報連席会のデータによると、2022年、中国は世界の新エネルギー乗用車市場の63%のシェアを占めた。新エネルギー自動車に対する消費者の高い需要は、多くの注目すべき技術革新を生み出し、自動車産業全体がより持続可能な方向に発展することを促している。日進月歩する市場トレンドに直面し、Freudenbergの技術革新部は2022年に中国に支社を設立し、現地市場にスポットライトを当て、電動交通、新エネルギー、持続可能な発展、スマート製造などのコア分野を中心に現地の研究機関や革新企業との研究開発協力を強化する。
同社のCTO Tilman Krauch氏は「気候変動は今世界最大の課題の一つであり、イノベーションと産業協力を促進するのは持続可能な発展にとって極めて重要です。Freudenbergは新エネルギー自動車、水素エネルギー、燃料電池などの分野でイノベーションを促進し、よりクリーンでスマートで持続可能な移動手段を生み出すことに力を入れています。この過程において、中国市場には大きな潜在力があると確信しており、より多くの現地のパートナーと手をつなぎ、挑戦に対応したいと考えています」と示した。
関係者によると、同社は中国に進出して以来、上海を中心とする長江デルタ地域で多くの投資を行ってきた。今回の協力は長江デルタ国家技術革新センターの革新策源の先導能力に頼り、Freudenbergの長江デルタ地域の研究開発と生産の配置を結びつけ、コア技術の難関攻略を更に促進し、科学技術成果の産業化を加速させ、1+1が2より大きいシナジー効果を実現し、長江デルタ産業の質の高い発展にエネルギーを与える。