2023グローバルデータエコシステム大会でデータ取引チェーンが導入され 複数の国際データ製品が集中的に登場
11月25日、2023グローバルデータエコシステム大会が上海市浦東新区で開催された。今回は開会式が1回、メインフォーラムが1回、データ取引祭が1回、テーマフォーラムが20回という「1+1+1+20」の形式で開催され、20名以上のアカデミー及び世界的に有名な専門家、20余りの国際組織及び国家シンクタンク機構が招待され、300回以上のテーマ講演、ラウンドテーブル討論、企業ロードショーが行われた。そして1000社余りの国内外企業、10000人を超えるプロ観客がオフラインで大会に参加した。
同大会では、複数の国際データ製品が集中的に登場し、複数のデータ要素市場の建設成果が発表された。また複数の地域のデータ取引機関がデータ取引チェーンを共同で構築することを決め、データ要素市場「可信通」計画をスタートした。
データ取引チェーンを正式に導入:全国の多層的なデータ要素市場の相互接続を実現
大会で、データ取引チェーンを正式に導入した。データ取引チェーンはデータ要素流通市場の全産業と全プロセスに向けてデータ取引の基礎的なサービス、データ取引の付加価値サービス、データ取引の保障サービス、データ資産の金融サービスなどを提供する。
データ取引チェーンは7つの省レベルのデータ取引機関が共同で実施し、コンソーシアムブロックチェーンのコンセンサスノードを建設するもので、データチェーンの共同建設を中心に深い協力を展開する。現場で、第2陣の意向機関も積極的に加入を申請し、そしてデータ要素市場「可信通」計画を共同で立ち上げ、制度の共同創出、標準の共同設定、データチェーンの共同推進、サービス共有、エコロジーの相互接続などの活動をともに展開していく。
「国内流通」から「国際流通」へ:国際データ製品が集中的に登場
上海データ取引所は国際ブロックの建設を秩序よく推進しており、これによって新たなデータの越境流通メカニズムを模索することを加速させ、国内外の企業によるデータの越境流通業務における協力を促進する。
大会ではDun&Bradstreet、SberAnalytics(TOT)、Euromonitor、Bloomberg、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)、ManData、WKInfo、Innobator、中国図書輸出入グループ、航天宏図の計10社のトップのデータ関連企業がアメリカ、イギリス、ロシア、オランダ、韓国、香港などのをカバーする国際データ製品を発表し、主に金融、産業、環境、バイオ医薬、地理遠隔測定などの分野に及んいる。ハイクオリティのデータ製品の供給が強化され、グローバルデータエコシステムの構築が加速している。
また、上海データ取引所は国際データ空間協会(IDSA)、国際データ管理協会(DAMA)、CATENA-X協会、国際情報システム監査協会(ISACA)、香港データ企業協会などの海外機関と国際的データ協力、地域的データ協力を展開し、世界範囲でのデータの相互接続を共同で推進していく。上海市はデータ取引国際ブロックの建設を深化させ、グローバル連結機能を強化し、データフローをもって国際間の資金フロー、技術フロー、商業貿易物流によりよく貢献する。
データ要素市場の発展指数を構築:年度建設成果を発表
指数は要素市場のバロメーター。中国のデータ要素市場のバロメーターをよりよく作るために、上海データ取引所はビッグデータ流通・取引技術国家工程実験室と協力してデータ要素市場発展指数を作り、「データ要素市場都市30指数」と「データ要素市場景気指数」を創設した。これは政府の政策制定、市場主体の生産決定などに総合的で正確な参考情報を提供するためのものである。今回の大会でまたデータ要素市場についての重大な成果も複数発表された。