インフィニオンが浦東で「デジタル+低炭素」現代的スマート倉庫を作り
11月28日、インフィニオン(infineon)カスタマイズプロジェクト協力覚書調印式が行われた。中国(上海)自由貿易試験区管理委員会副主任、保税地域管理局局長章曦氏などが同式典に出席した。
協議に基づき、上海浦東現代産業開発有限公司はインフィニオン中国物流センタープロジェクトのためにハイクオリティの不動産サービスをカスタマイズして提供し、またインフィニオンの輸出入関係業務、購入・送金決済、持続可能な運営などの各方面でより充実したサービスを提供すること。
同プロジェクトの実施とともに、インフィニオン中国物流センターはさらにアップグレードをして「デジタル+低炭素」の現代的なスマート倉庫を作り、現代的な顧客註文管理システムと包装出荷システムのシームレスな接続を実現し、それによって貨物の出入庫の正確率と定時到達率を高める。
インフィニオンは世界有数の半導体企業であり、世界100カ国以上で事業を展開している。2014年、インフィニオンは浦東空港総合保税区に初の中国物流センターを設立し、中国で生産されたすべての出入国貨物の輸送と物流管理を統一的に調整する。2022年12月に、浦東空港総合保税区にインフィニオンテクノロジー(上海)有限公司を新設し、浦東空港総合保税内初のグローバルヘッド半導体の本部型企業となった。インフィニオンの中国地域と元のサイプレス・セミコンダクター社の決済センターの機能を統合した当該本部拠点はインフィニオンが初めて中国で決済業務を設立するもので、そしてインフィニオンの全世界での重要な販売決済実体の一つになる見込み。
関係筋によると、インフィニオン中国物流センターはインフィニオンの世界三大物流センターの一つで、浦東空港総合保税地域が航空、高速鉄道に隣接する立地優位性と通関利便化・貿易利便化の優位性を十分に利用している。
保税地域管理局、税関、現代産業公司などの関連機関の支援のもとで、インフィニオンの輸出入額は急速に増加し、今年上半期の輸出入額はすでに昨年を上回った。一連の革新的な取り組みと絶え間ない実践の模索に恵まれ、浦東空港総合保税区は急速な発展を遂げた。今年1月から10月まで、浦東空港総合保税区は前年同期比33.6%増の1084億3000万元の輸出入額を達成した。
今後、保税地域は産業チェーンを絶えずに延長し、サプライチェーンを整え、革新チェーンを集積し、より正確な政策供給、より効率的なサービスをもって対応し、より強い国際競争力をもつビジネス環境と投資・発展環境を作り出し、より多くの企業を引き寄せて保税地域に投資させ、保税地域で発展させ、保税地域に根を下ろさせていく。