世界最大・最高スペックの半導体業界イベント「SEMICON/ FPD China 2024」がまもなく開幕
世界最大かつ最高スペックの半導体業界年次イベントである「SEMICON/ FPD China 2024」が3月20日に上海新国際博覧センターで開幕。
関係筋よると、SEMICON China 2024の展示面積は90,000平方メートル、出展企業は約1,100社、展示ブース数は4,500に達し、同時に20以上の同時開催会議やイベントが行われ、チップの設計、製造、封止・測定、設備、材料、太陽光発電、ディスプレイなど全産業チェーンをカバーする、最新技術のホットスポットをフルカバーする半導体「カーニバル」を作るという。
「浦東でこのような展示会を開催することを非常に喜んでいます」とSEMIグローバル副総裁、中国区総裁の居龍氏は言った。「上海、特に浦東は、中国の半導体産業発展のリーディングシティ・エリアであり、上海と浦東には当社の多くのメンバー企業、出展業者、重要な取引先、展示会の来場者がいます。また、この展示会をきっかけに、上海のイメージを世界に発信し、産業の発展を促進したいと考えています」と同氏は述べた。
世界の半導体産業は、新エネルギー車、5G/6G、自動運転、AIGCやAIPCを含む人工知能(AI)の盛んな発展に推進され、日増しに旺盛となる市場需要を形成している。予測によると、2030年の世界の半導体売上高は1兆米ドルを超える見込み。SEMIのレポートによれば、世界の半導体設備の総売上高は、生産能力の拡大、新しいウェハ工場プロジェクト、フロントエンドおよびバックエンドの先端技術とソリューションへの高い需要の推進の下で、2025年には過去最高の1240億米ドルに達する見込み。
これのような背景に、SEMICON/FPD China 2024の開幕の基調講演で、世界の業界リーダーが集まり、会場で世界の産業構造、先端技術、市場動向について共有する。さらに、会期中に市場のホットスポットに焦点を当てた多くの素晴らしい技術フォーラムも開催される予定。
中国の半導体産業の特徴と世界の半導体産業の発展傾向を踏まえ、SEMICON China 2024は、一連のテーマ展示エリアを通じてIC製造、パワー半導体および化合物半導体、先進材料、マイクロLED、SEMISEMI中国英才計画などの市場の注目テーマに目を向ける。
SEMICON China国際半導体展は1988年に初めて中国で開催され、30年以上にわたり中国の半導体産業の盛んな発展とともに、技術、産業、市場、革新、投資を統合した世界最大規模かつ影響力の最も広い半導体産業イベントとなっているという。FPD Chinaは、ディスプレイ、タッチスクリーン製造をテーマとする国際的な専門展示会であり、2004年の初開催から現在まで、中国のフラットパネルディスプレイ、光電子産業において規模と影響力を備えた業界の盛会となっており、国内外のフラットパネルディスプレイ業界の主要機関と戦略的な協力を行っている。SEMICON/FPD Chinaには毎年10万人以上が参加している。
「私たちはいつも通り、SEMICON Chinaのような専門的で、国際的な影響力が大きく、産業牽引に優れるハイエンド展示会が浦東に集積することを積極的にサポートしていきます」と浦東新区商務委員会の曹磊副主任が示した。同氏にとると、2023年、浦東のコンベンション業は回復と活性化を加速させ、全年の展示総面積は846.5万平方メートルで、上海市全体の半分を占めた。コンベンション業は浦東が国際貿易センターのコアエリアの建設を推進する重要な担い手となり、上海の国際展示会都市建設の重要な支えとなっている。浦東は、コンベンション業の質の高い発展の促進をめぐり、協力・開放、質と効率の向上、融合・エンパワーメント、環境づくりという4つの重要プロセスに焦点を当て、持続的に力を注ぎ、よりハイレベルなコンベンション・プロジェクトを積極的に導入し、国内外のコンベンション企業が浦東に本部を設置することを支援し、浦東の産業発展に合致する質の高い展示会を数多く構築・育成することで、展示会と産業の深い融合を推進し、展示会の波及効果をさらに拡大するとともに、コンベンションサービス保障のメカニズムをさらに健全化し、コンベンションサービスの能力を高め、市場の活力を最大限に引き出すという。