ロシュ、中国での投資を継続的に強化 浦東の世界クラスバイオ医薬品産業クラスター構築に助力
5月16日の午前、ロシュ製薬中国30周年記念式典が上海の張江ロシュパークで開催された。ロシュ(Roche)はエンドツーエンドの完全な医薬品バリューチェーンを全面的に強化し、中国の患者により迅速に恩恵をもたらすことを発表した。
今回の祝典はロシュの中国における発展の新たなページを開いた。ロシュは中国市場で深耕し、早期研究開発、薬品開発・生産・開放協力および商業運営など、エンドツーエンドの完全な医薬品バリューチェーンを強化し続ける。これにより、中国発の革新的医薬品の実用化を加速し、現地化生産の配置と投資を引き続きアップグレードすると発表した。ロシュ傘下の抗インフルエンザ革新薬速福達(Xofluza)が2024年に浦東新区での現地化生産が実現する見込み。
1994年に張江に進出し始めたロシュは浦東初の多国籍医薬企業であり、その後ずっと中国の患者に差別化された薬物と革新的解決策を提供することに力を入れている。同社は、完全な医薬品バリューチェーンを率先して築き上げ、そして継続的にアップグレードし、重大な疾患分野での画期的な治療法をもたらし、中国の標準化診療ガイドラインを革新し、中国医療イノベーションエコシステムの構築をエンパワーメントし続けている。
これまで、ロシュは中国で8つの治療分野をカバーする28種類の製品を有す。中国で最初に設立された外資系研究開発センターであるロシュ中国イノベーションセンターは、新薬研究と初期開発における独立した決定権を持ち、患者のために革新的医薬品を絶えず開発し続けている。ロシュ中国アクセラレーターは、現地のイノベーションをインキュベートすることで、科学研究から製品への成果転化を加速し、中国のイノベーションの海外進出を後押し、中国および世界中の患者により早く恩恵をもたらすことに助力している。
浦東新区区委員会常務委員、副区長の呉強氏は、新時代において浦東新区は社会主義現代化建設の先導区を作る新たな使命を担っている。バイオ医薬品分野では、浦東は関連診断技術の外資参入、バイオ製品の国境を越えた段階的な生産、革新的医療機器の病院への迅速な導入などの革新的な改革措置の推進を加速している。システムインテグレーションのイノベーションにより、より競争力のある市場化、法治化、国際化したビジネス環境を作り出し、世界クラスのバイオ医薬品産業クラスターの構築に向け取り組んでいくと述べた。