中国商務部:自由貿易試験区での対外開放パイロットプロジェクトの実施を積極的に推進
3月13日の商務部の定例記者会見によると、2024年、中国の22カ所の自由貿易試験区の実行ベース外資導入額の割合は2023年よりさらに上昇した。次の段階では、自由貿易試験区の先行・試行という役割をよりよく発揮し、関連分野の対外開放パイロットプロジェクトの実施を積極的に推進する計画である。
商務部の何咏前報道官は「近年、商務部は自由貿易試験区で一連の先導的かつ画期的な改革開放の改革開放措置を率先して導入し、市場化・法治化・国際化された一流のビジネス環境を積極的に構築し、中国における外資系企業の発展を強力に支援している」と指摘した。
また、「市場参入の面で、自由貿易試験区の外商投資参入ネガティブリストと越境サービス貿易ネガティブリストを相次いで発表し、付加価値電気通信、ビジネスサービス、金融、文化などの分野でさらなる自由化の取り決めを実行し、上海市などの適格な自由貿易試験区でクラウドサービス、バイオテクノロジー、外資独資病院の開放試行を率先して実施するよう関係部門に働きかけた。国際的な高水準の経済貿易ルールと整合性を図る面では、適格な自由貿易試験区と海南自由貿易港を支援するため、2回にわたり110項目以上の試験的措置を導入し、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)、デジタル経済連携協定(DEPA)などと整合性を図ることを率先して実施した。商品貿易、サービス貿易、デジタル貿易、知的財産権などの主要分野で試験的措置をさらに実施し、国際的な高水準ルールに沿った制度環境を構築した。2024年、22カ所の自由貿易試験区の実行ベース外資導入額は282億5000万米ドルで、全国の24.3%を占め、その割合は2023年よりさらに上昇した。自由貿易試験区は外資誘致を大幅にけん引した」と述べた。
何咏前報道官によると、次の段階では、商務部は自由貿易試験区の先行・試行の役割をよりよく発揮し、関連分野の対外開放パイロットプロジェクトの実施を積極的に推進し、国際的な高水準の経済貿易ルールと深い整合性を図り、より広い分野で制度型開放の試験事業をより徹底的に、より精力的に実施し、透明で安定した予測可能な制度環境を構築することで、外資系企業を含むあらゆる種類の経営主体により大きな発展の可能性を与える。
出典:経済参考報