金融大手AIAの独資保険資産管理会社が上海浦東に設立へ
上海自由貿易試験区 アップデート: 2025-07-08
(写真・上海浦東)
このたび、中国国家金融監督管理総局は、AIA(友邦人寿)による保険資産管理会社の上海での設立準備を正式に許可した。設立準備中の「友邦保険資産管理有限公司」は、浦東新区に拠点を構える予定。
友邦保険(AIAグループ)は1919年に上海で創業しました。1992年には「故郷に戻る」形で再び中国市場に参入し、改革開放後、個人向け生命保険業務の営業許可を取得した最初期の外資系保険会社の一つとなった。2005年には中国区資産管理センターを設立し、2020年には中国大陸で初の外資独資人身保険会社として承認された。今回の保険資産管理会社の設立準備の許可は、友邦保険が再び「新たな出発」を遂げて、中国市場を深耕するための重要なマイルストーンとなる。
上海は中国のハイレベルな金融開放の窓口であり、常に金融改革と開放の最前線に立ってきた。浦東は上海国際金融センターの中核地域であり、全国の外資系資産管理会社の80%、外資系法人銀行の40%、公募型ファンド管理会社の約3分の1、保険資産管理会社の約4分の1が集積しており、世界の資産運用機関にとって重要な拠点と営業地である。今回の外資独資による保険資産管理会社の設立準備の許可は、中国国家金融監督当局が制度革新を通じて上海国際金融センター建設を支援する象徴的な動きであり、より多くの金融開放措置を上海で先行的に試行することを推進し、上海の国際金融センター建設をさらに新たな段階へと後押ししていくという一貫した姿勢を示すものでもある。