張江のモデルマトリクス・コミュニティ運用開始から1年近く、業種特化型モデル産業の拠点に成長
模力社区(モデルマトリクス・コミュニティ)は張江科学城の中心部に位置し、優れたイノベーション環境を備え、革新や起業に取り組む人々に強力な支援を提供することで、人工知能(AI)が研究室から生産や生活の現場へと移行することを後押ししている。
(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)
情報によると、模力社区は昨年8月30日に運用を開始してからまだ1年も経たない間に、張江において川上・川下における関連企業約200社の誘致を実現し、「フロアを上下すれば、産業の上下流につながる」という産業チェーンの集積効果を形成した。基盤技術、応用シナリオ設計、計算能力の支援という要素をカバーする循環型エコシステムが初歩的に構築され、業種特化型モデル産業の拠点としての形が整いつつある。
上海張江科学之門科技発展有限公司の朱慧総経理は、「AI企業は伝統的な企業とは異なり、特に業種特化型モデル企業は創業から間もなく、規模も非常に小さい。若くて人数も少ないからこそ、より多くのエコシステム支援が必要になる」と述べた。朱氏によれば、張江の模力社区はまさにこの業種特化型モデルに焦点を当て、入居企業に対して開発環境、エコシステム、サービスを提供することで、人工知能の実用化に向けた「最後の1マイル」をつなぐ役割を果たしている。
「浦東には1500社を超える一定規模以上の製造業企業が存在し、産業構造も非常に豊かであるため、我々には応用シナリオの実装に自信がある」と同氏は話した。模力社区は張江科学城を「スーパーシナリオ実験場」と位置づけ、スマート生産、ライフサイエンス、フィンテック、都市管理など7つの優位分野における業種特化型モデルの大規模な実装を推進していると付け加えた。
(写真・WeChat公式アカウント「浦東発布」)
朱氏によると、この1年、模力社区は「三横三縦」のエコシステムの構築に力を注いできたという。すなわち、応用主導、業種特化型モデル駆動、要素支援を原則とし、AIの深層展開を促進する。さらに、エンボディドAI、科学知能、応用知能という重点分野に注力し、業種特化型モデルの横方向のカバー範囲を広げ、AIの価値実現を加速している。
出典:WeChat公式アカウント「浦東発布」