中国商務部が「四新」に注力、外資誘致の新たな強みを構築

(写真・上海自由貿易試験区)
中国商務部(省)の鄢東副部長は先日、国務院新聞弁公室が開催した記者会見で、「第15次五カ年計画」期間中、商務部は引き続き揺るぎなく高水準の対外開放を推進し、外資誘致の新たな強みを積極的に構築するとともに、外資系企業の対中投資と中国市場での事業拡大を支援すると述べた。具体的には、以下の4つの分野に重点的に取り組む。
1.サービス業の開放を深化させ、外資の「新たな活躍の場」を拡大する
越境サービス貿易のネガティブリスト管理制度を整備する
• 電気通信、インターネット、教育、文化、医療などのサービス業分野における自主的な開放を段階的に拡大する
• 付加価値型電気通信、バイオテクノロジー、外資全額出資病院などに関する開放パイロット事業を着実に実施する
• サービス業の外資系企業がバリューチェーンを延伸するよう支援する
• 開放済みの分野において外商投資の「市場参入と事業運営の両方」を保障する
国家サービス業の開放を継続的に深化させ、総合的な開放パイロット・モデル事業を拡大する
• 国家サービス貿易イノベーション発展モデル区や国家デジタル貿易モデル区などのプラットフォームの整備を統括的に推進する
• 外資系企業とサービス業の発展成果を共有する
2.高い基準との整合性を取り、制度型開放の「新たな枠組み」を構築する
国際的な高水準の経済貿易ルールとの整合性を積極的に図る
• 知的財産権の保護、政府調達、公正な競争などの分野において、制度と規制システムの改革を加速させる
• 外資系企業に対し、より安定的で透明性が高く、予測可能な制度的保障を提供する

(写真・上海自由貿易試験区)
自由貿易試験区の高度化戦略を全面的に実施する
• サービス貿易、グリーン貿易、デジタル貿易を中心に、新たな業態やビジネスモデルの発展に資する一連の制度的革新措置を試験的に導入する
3.投資先の構造を最適化し、「新たな原動力」として外資を活性化させる
2025年版「外資投資奨励産業目録」を公布・施行する
• 奨励対象項目を205件追加する
• 先端製造、現代サービス、ハイテク、省エネ・環境保護などの分野に焦点を当てる
• 高付加価値・新興分野へ進出する外資系企業に対し、政策支援を提供する。
より多くの多国籍企業が中国に研究開発や高付加価値製造拠点を置くよう誘致する
• 外商の対中投資構造をより最適化し、イノベーションの原動力をさらに強化する
4. 包括的なサービス強化により、ビジネス環境の「新たなベンチマーク」を構築する
外資系企業の中国国内再投資を奨励する一連の政策を着実に実施する
•外資系企業への内国民待遇を全面的に実施する
• 消費促進、政府調達、入札などの活動への外資系企業の参加を、他の企業と同様に公平に支援する
外資系企業向け円卓会議を継続的に開催する
• 重点外資プロジェクトリストを随時更新する
• 「外資系企業へのサービス・支援」活動を実施する
• 外資系企業が「進出しやすく、定着しやすく、順調に発展できる」環境を整える
出典:中華人民共和国商務部