張江AIイノベーションタウン 2030年までに企業数1000社以上、産業規模1000億元超を目指す
上海市と浦東新区の人工知能(AI)産業の中核的な戦略拠点かつ産業集積地として、張江人工知能イノベーションタウン(以下、張江AIイノベーションタウン)は9カ月の運営を経て、インフラ整備からエコシステムの枠組み構築までの初期段階を完了した。最近、張江AIイノベーションタウンは最新のエコシステム構想と発展目標を発表した。具体的には、2027年までにAI関連企業を800社以上、産業規模を650億元に拡大するとともに、30のモデル応用シーンを具体化する。2030年の「双千」目標としては、企業数を1000社以上、産業規模を1000億元以上に拡大し、単位面積当たりの生産密度において全国トップクラスを目指す。

(写真提供・WeChat公式アカウント「浦東発布」、以下同様)
「運営開始以来、張江AIイノベーションタウンではすでに387回のイベントが開催され、1日平均1.92回となっている」と、上海張江人工智能創新小鎮生態服務有限公司の責任者は説明した。現在、この計画面積約2平方キロメートルの活気あふれる産業拠点には、600社以上のAI関連企業と3万人以上のAI従事者が集まっている。張江科学城のAI産業規模は上海市全体の4分の1を占めている。
また、AIアプリストア、AIロードショーセンター、張江水環境モデル区間の3つの施設も、張江AIイノベーションタウン内で相次いで運用が開始された。「『双千』計画によると、この地域は全国で1平方メートルあたりのAI密度が最も高い地域の1つとなる」と、同社は説明した。

AI産業が爆発的な成長を遂げ、技術が急速に進化し続ける中、充実したエコシステムがあってこそ、企業は「身軽に」事業を展開し、成長を加速させることができる。昨年末に張江AIイノベーションタウンに進出した「智子熹源」の共同創業者・黄誠は、これについて身をもって実感している。
智子熹源は2024年に設立され、主に石炭のデジタル化分野における大規模言語モデル技術サービスに注力している。張江AIイノベーションタウンに進出して以来、黄誠が率いるチームは「産業のバイタリティ」の効果を実感している。「当社の技術として、主に新エネルギー事業者に対し、意思決定・供給・実用化が可能なAIエージェントと開発者プラットフォームを提供している。AIタウンに配置された専門のサービスチームが産業チェーン全体にわたる最適な各種リソースを提供しているため、チームの発展を支えてくれている。スタートアップ企業にとって産業リソースが最も重要だが、このタウンでは、『AI+エネルギー』のエコシステムの川上から川下までが完全に連携している」と、黄誠は述べた。
インフラ整備が整い、張江AIイノベーションタウン内のエコシステム密度が継続的に高まる中、運営事業者にとって、次のステップとしては、このエコシステムを「活性化」させることだ。現在、張江AIイノベーションタウンはエコシステム運営の加速期に正式に突入している。
資本市場からの資金が最先端のAI分野へと流れ込む中、浦東新区と上海市が築き上げたAIイノベーション拠点として、「張江AIイノベーションタウン」の設立は、浦東新区と張江ハイテク産業開発区におけるAI集積の強みをさらに際立たせている。

AIとロボット分野に特化した専門的なエコシステム型インキュベーター・アクセラレーター「科沃斯蒲公英インキュベーション・アクセラレーター」の投資を受け、浦東新区のエンボディドAI企業「仙工智能」が今月、香港証券取引所に正式に上場した。ECOVACS社の趙文景総経理によると、浦東新区と張江ハイテク産業開発区の「テクノロジー・ジャングル」は「スタートアップ企業」を数多く育成している。新たに構築された張江AIイノベーションタウンの閉ループ型エコシステムモデルは、すでに全国的に資本を惹きつける「サイフォン現象」を生み出している。
「業界の観点から見ると、張江AIイノベーションタウンの産業クラスターは国内トップクラスと評価されている。これまでに、演算チップ、大規模言語モデル、データ、応用シーンなど、あらゆる分野を網羅している。例えば、AIストア内ではAI新製品の市場反応を直接テストすることができる。これは非常に完成度の高い産業の閉ループを形成している。資本市場にとって、AIタウンへの注目度は非常に高く、ここでは最短ルートで優れたプロジェクトを見つけることができる」と、同社は述べた。
出典:WeChat公式アカウント「浦東発布」