浦東、AI産業の融合イノベーションを推進 世界クラスの産業クラスター構築を加速
先月、浦東新区は人工知能(AI)産業融合イノベーション説明会を開催した。同説明会では、AI産業の融合イノベーションを推進し、世界クラスの産業クラスター構築を加速させることに向けて、産業配置、科学技術金融、コアテクノロジー、データ要素、民生シーン、サービスプラットフォームの6つの分野を軸に、新たな政策・成果・機関を相次いで発表した。
全国初のAI革新応用先導区として、浦東は「制度イノベーションの推進力、開放的な環境が持つ誘致力、産業エコシステムの統合力」という3つの中核的な強みを持続的に発揮している。さらに、世界のAI新興勢力によるイノベーションと起業の集積地を構築することに力を注ぎ、研究開発イノベーションの活性化、応用シーンの拡充、産業エコシステムの最適化を進めている。

(写真提供・WeChat公式アカウント「浦東発布」)
今回の説明会で、浦東は、AI企業の発展ニーズに立脚してバリューチェーン全体の能力を高め、全要素による支援を提供することを明らかにした。政策、金融、プラットフォーム、シーン、データなどの側面から発展基盤をさらに強固にし、産業上の優位性を構築していく。
上海市人型ロボットパイロットテストサービスプラットフォームが正式に運用開始された。同プラットフォームは張江ロボットバレーに立地し、研究開発試作・精密組立・全項目試験・倉庫納品を一体化したパイロットテストのサイクル全般を構築している。年間2000台の完成品と2000セットのコア精密部品を生産する能力を備え、浦東のエンボディドAI産業に研究開発から量産までの重要な支えを提供する。研究開発・生産ラインの構築コストを効果的に削減し、標準プロセスと実測データを蓄積することで、長江デルタ地域の関連産業クラスター化発展を後押しする。
また「浦東人工知能+バイオ医薬品産業集積エリア建設計画」が正式に発表された。浦東の既存のバイオ医薬品産業配置を基盤に、張江AIイノベーションタウンと連携することで、一体的な協同と両知融合(AI+バイオ医薬品)を実現した空間構造を形成する。根源的なイノベーション、新薬創製、スマート医療機器の3分野に焦点を当て、生命科学の新たなメカニズムにおけるAI解析、創薬の全プロセス、スマート医療機器における人間と機械の協働の新たなパラダイムなどの10分野において継続的な開発とブレイクスルーを図る。AI+バイオ医薬品産業のイノベーション拠点を全力で構築し、国際的な影響力を持つ産業集積エリアの構築を加速させる。
総額20億元、第1フェーズ5億元規模の浦東AIシードファンドが年度成果を発表した。同ファンドは初期段階の科学技術系プロジェクトに注力し、柔軟なベンチャーキャピタルの仕組みで起業チームを支援し続けてきた。設立から1年間で、計61件のプロジェクトに投資した。その内訳は特定分野特化型AIモデルの応用プロジェクト26件、エンボディドAIプロジェクト14件、AIインフラの基盤プロジェクト10件、スマート端末プロジェクト6件、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)プロジェクト5件となった。投資総額は2億2300万元に上り、根源的なイノベーションの活力を継続的に引き出している。
さらに上海市浦東新区シニア層向けテクノロジーイノベーション実験センター、上海市浦東新区「介護+AI」実景ラボラトリーが同時に設立された。これら2つの専門プラットフォームは大都市の高齢化対応のニーズに着目し、スマート見守り、高齢者向けロボット、慢性疾患のデジタル管理などの実シーンでの応用を展開する。「AIの善用」を通じて、シルバー世代向けシーンの巨大な付加価値創出の可能性を引き出していく。
「科学データによる浦東の未来産業発展促進に関する白書」も公表された。同白書は浦東の科学技術イノベーション、産業、インフラ、制度などの面での強みを踏まえ、科学データが浦東の未来産業の発展を後押しする点に焦点を当て、段階的な成果を体系的に整理し、浦東がデータ活用により未来産業の発展を継続的に深化させるための道筋と戦略的参考を提供する。
説明会では、2026年の浦東のAI分野の代表的成果と新興企業が発表され、上海蘇度科技有限公司、Sand.aiなどの企業代表が意見交換を行った。
出典:WeChat公式アカウント「浦東発布」