上半期、上海税関の輸出入航空貨物取扱量が200万トン超
2026年上半期、上海税関管轄の輸出入航空貨物量は累計203万5100トンに達し、前年同期比15.76%増となった。貨物量は過去最高を更新し、浦東空港の国際航空貨物ハブとしての優位性が一段と際立っている。

(写真提供・WeChat公式アカウント「浦東発布」)
貨物量の増加を支えているのは、高効率なスマート通関モデルである。浦東空港税関は、「ワンストップ手続き、通関後即時引き取り、直接積み替え輸送」を柱とする、エプロンでの貨物仕分けスマート監督サービスを導入した。これにより、物流の積み替え時間を大幅に短縮し、貨物の損耗を抑えるとともに、先端製造業の産業チェーンとサプライチェーンの円滑な運営を確保している。上半期には、このサービスを利用した業務を累計75件取り扱った。今年6月には、浦東空港の「智匯港」スマート貨物ターミナルが正式に稼働した。税関はリアルタイムのデータ連携を活用し、貨物の全工程におけるデジタル監督管理を実現している。また、輸入貨物については、マスターAWBとハウスAWBを一括処理するワンストップ貨物処理方式を導入したほか、輸出貨物については「先に保安検査、後に搬入」方式を新たに採用し、通関・物流効率を大幅に向上させた。
航空路線ネットワークも拡大を続け、貨物輸送能力の基盤が一層強化されている。上半期、浦東空港税関は航空会社や貨物ターミナルと連携して路線配置を最適化し、貨物専用機による大陸間路線7路線の新設と、既存3路線の増便を支援した。貨物専用便の運航便数は前年同期比20%増となり、海外の貨物専用機就航地点は66カ所に拡大した。これにより、より高密度で利便性の高い国際航空物流ネットワークが形成され、貨物の分散輸送や積み替えを支える安定した輸送力が確保されている。
また、地域間の通関連携も一段と強化されている。企業所在地の税関と空港税関による監督管理の連携を強化し、予約検査などの利便化措置を組み合わせることで、「航空保安検査1回、税関検査1回、1カ所での通関許可」を実現した。さらに、IoTや電子封印といった技術の活用により、税関の監督管理は、従来の「物理的な施錠による管理」から「データによる貨物管理」へと進化しつつ、貨物輸送の全工程を可視化し、リアルタイムで管理できるようにすることで、長江デルタ地域における広域貨物流通の効率を大幅に高め、空港の貨物取扱量のさらなる拡大につなげている。
出典:WeChat公式アカウント「浦東発布」