ホーム>浦東情報

浦東、大企業開放イノベーションセンター計画を発表

上海浦東 2021-08-03

1627977405(1).jpg

写真・浦東発布(以下同様)

「中共中央 国務院の浦東新区をハイレベルの対外開放による社会主義現代化建設をリーディングエリアにすることに関する意見」を貫徹実施するための重要な措置として、浦東は6つのリーディングプロジェクトを打ち出した。7月29日、上海科技館において、リーディングプロジェクトの1つである浦東新区の大企業開放イノベーションセンター計画(GOI)が発表された。

ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下の「JLABS@上海」、マイクロソフトの人工知能とIoTラボ、大型航空機イノベーションバレー、ロシュの中国アクセラレーターなど、第一陣目の20社がGOIに参加し、その大多数は浦東の「ハードコア」産業に焦点を当てる企業だったという。

GOIは業界や細分化した分野をリードする企業によるイノベーション創出の力を引きつけることを推進し、協同イノベーションを実用させる新型のプラットフォームの構築を目的としいる。「浦東の科学研究やテクノロジーイノベーションなど、環境の向上に伴い、熱帯雨林式のイノベーション生態系が形成し、各種優秀なイノベーション主体が集まり、特にテクノロジー分野の企業が活躍している」とGOI発表会に出席した浦東新区の呉強副区長は語った。

1627977452(1).jpg

GOIを更に推進するため、浦東は政策統括、社会リソース、プロのサービスなどを通して、「政・産・学・研・金(金融)・服(サービス)・用(実用)」が一体化したイノベーション生態系を構築していく。それに対し、GOIに参加した大企業が信頼を示した。中国商飛上海飛行機設計研究院の沈波院長は、これから、オープンな協力を引き続き展開し、より多くの相手とよりハイレベルの提携を展開し、大型航空機イノベーションバレーをGOIの旗艦プロジェクトとしてつくっていくと話した。ロシュのアジア太平洋地域担当責任者のHarm-Jan Borgeld氏は、近年、中国がテクノロジーとイノベーション分野に一層力を入れており、バイオ医薬品の開発にますます優れた環境を提供したと伝えた。「将来は上海をバーゼルとサンフランシスコに続くグローバル第3の戦略的中心地に建設していく」。

1627977490(1).jpg

紹介によると、浦東はGOIに則って、3年内に100社以上の大企業イノベーションセンターを建設し、5000社以上の質の高いイノベーション企業をサポートする予定だ。