ホーム>浦東情報

投資額が2億元にも、メルクの中国初のバイオセーフティー検査研究所が上海張江に入居

上海浦東 2022-09-29

9月21日、投資金額が2900万ユーロ(約2億25万元)に達するメルクの中国初のバイオセーフティー検査研究所が上海張江で落成した。当該機関は中国バイオ医薬品企業及び医薬品アウトソーシング生産企業(CDMO)を含む製薬業者にサービスを提供する。関係筋によると、第1期プロジェクトのウイルスクリアランス検証実験室がすでにスムーズに完成しており、細胞株検証とロットごとに通過試験サービスの取り組みも含む第2期の拡張プロジェクトは2023年末に運営開始予定である。

默克中国.jpg

メルクが中国で設立した最初のバイオセーフティ検査研究所である当該機関は米国、英国、シンガポール以外のメルクの重要なグローバルネットワークとなり、主に中国のバイオ医薬品業者とバイオテクノロジー企業にサービスを提供し、バイオ医薬品製造の安全性に関する検査要求を満たすために臨床前の開発から商業化までの過程の中でのウイルスクリアランス研究を支援する。

この最新のバイオセーフティ検査研究所についてのプロジェクトは、メルクの中国市場におけるもう1つの重要な投資であり、新型コロナウイルスの影響にもかかわらず、メルクは中国市場でのビジネスが急速に回復していると示した。同グループの収益が2025年までに250億ユーロ(約1734億元)に達する見込みであるとメルクは表明した。