ホーム>浦東情報

約2.5億元追加投資、中国市場への投入をさらに拡大するロシュ

上海浦東 2022-10-09

このほど、ロシュグループ(Roche)最高経営責任者(CEO)Severin Schwan博士は第34回上海市市長国際企業家諮問会議(以下はIBLACと略称)に出席し、「科学技術イノベーションによるグリーン・低炭素へのモデル転換の促進」というテーマをめぐって各方面と交流・討論を行い、上海の発展のために提言した。また、ロシュは2.5億元近くの運営資金を追加投資し、中国市場への投入をさらに拡大し、中国人患者へ利益をもたらすことを加速させると公表した。

近年、コロナ禍は世界にチャレンジをもたらしているが、ロシュグループは中国市場に対しては揺るぎない自信を持っている。

関係者によると、ここ3年間、ロシュ製薬は14億元以上も投資し、中国市場に自信を持っている。今後、ロシュ制薬は上海に立脚し、中国での事業を拡大していく。それとともに、ロシュ上海イノベーションセンター(RICS)は正式にロシュ中国イノベーションセンター(CICoR)に格上げし、新薬研究と早期開発の独立の意思決定権を持つようになり、中国と世界の患者のために新薬を開発し続けていく。

上海政府とIBLACの古い友人であるSeverin Schwan博士は、13年連続でIBLACに参加し、ロシュも20年以上にわたってIBLACに参加してきた。今年、Severin Schwan博士は初めてIBLACの副主席に務め、上海市政府や各メンバーとより緊密に協力し、上海市のより質の高い発展を促進するために提言をした。

気候変動は人類が直面する共通の課題であり、グリーン・低炭素で持続可能な発展を推進することが次第に全世界の共通認識となりつつある。近年、世界の主要経済体が相次いで二酸化炭素<CO2>排出量ピークアウトに達成し、カーボンニュートラルという目標を提出するとともに、各国の企業が次々と実際の行働でグリーン・低炭素へのモデル転換の実践に身を投じていることを鑑み、IBLACが「科学技術イノベーションによるグリーン・低炭素へのモデル転換の促進」というテーマの提出はタイミングがちょうどよいものであろう。

これについて、Severin Schwan博士は、世界の他の都市と同じ、上海も低炭素経済へのモデル転換から利益を得ることができる。このような経済システムは、上海が経済成長、雇用、資源効率、環境保護、人口健康などの多くの目標の実現に役立つと思っているという。

ロシュはこれまで持続可能な発展を堅持し、環境と社会の持続可能な発展に関心を寄せ、省エネと排出削減、生態環境の保護、環境にやさしい園区の建設を促進してきた。過去5年間、ロシュパークは、エネルギー消耗量を30%削減し、危険廃棄物と一般工業固体廃棄物のゼロ埋めを達成し、環境水域への影響を93%軽減し、水資源の消耗量を44%減少させ、省エネと環境保護において重大な突破を遂げた。これから、ロシュはこれまで通り、中国の持続可能な発展に対する長期的な約束を実際的な行動で履行していく。

中国はロシュのグローバル戦略の重要な一部である。大手多国籍薬企業の中で、ロシュは中国で研究、開発、生産、マーケティングなどを含む完全な医薬価値産業チェーンを率先して構築し、それにアップグレードし、完備し続けている。