上海自由貿易区イラン国家館、まもなくオープン
上海自由貿易区イラン国家館は11月に竣工し、公衆に開放する予定であり、そこで各種のイランならではの製品が展示される。敷地面積が5400平方メートルであるこの展覧館は、二階に分かれている。一階は2700平方メートルで製品の展示と体験エリアであり、二階は2700平方メートルでイラン企業の事務所として使われる。
イラン国家館はイラン貿易促進委員会の指導に従い、上海中伊国際貿易有限会社により投資され、国家レベルの経済、貿易、文化交流とサービスのプラットフォームとなる。
イラン国家館には文化、食品、石材料、エネルギー鉱産物、手芸品及び絨毯といった六つの展示ゾーンが設けられる。
エネルギー鉱産物展示ゾーンでイランならではの石油、天然ガス、大理石、各種鉱産物及び各種石化製品が展示される。
絨毯展示ゾーンでは民族的特色を持つ絨毯とタペストリーの実物が展示される他、原材料、専用の工具や機械なども展示され、来場者により直観的にペルシア絨毯(タペストリー)の文化と製造過程を感じさせる。
ほかの国家館と異なり、ここに消耗品などが展示されるほか、ハイテクノロジーも展示される。
ナノ技術を例に、イランは中国でイランナノ中国センターを設立し、20社以上の科学技術型企業を導入しており、そのセンターが導入した新しい技術も同展覧館で展示される予定である。
なお、イラン国家館には中国文化展示ゾーンも設営され、ここで中国のハイテク産業、通信、医療、生物技術など様々な業界の製品、また「一帯一路」関連のものも展示される。これによって、イランの民衆に中国の文化、科学技術と国家レベルのプロジェクトを全面的にアピールすると同時に、中国投資者にイランの優秀なプロジェクトを紹介し、中国の投資を促進することが期待される。
(情報源:浦東時報)