上海自貿区の制度革新成果は全国で普及
金融分野で革新を遂げ
中国初の自貿試験区として、上海自貿区の金融開放革新は脚光を浴びている。6月21日、『金融サービス業の対外開放の拡大と更なる開発・開放の優位性の中国(上海)自由貿易試験区の意見』が登場した。同意見には25の措置が打ち出された。外資系金融機構の集積、外資系金融機構の入居の利便化、海外革新型企業の中国預託証券(CDR)の発行をサポートしようとしている。
自由貿易口座の設立は上海自貿区のもう一つの重要措置である。それをめぐって、上海は投融資・為替の利便化、金利市場化、人民元クロスボーダー決済、外貨管理体制の改革を推進している。
また公式データによると、2018年6月末までに、7.2万自由貿易口座が開設され、自由貿易口座による人民元と外幣の海外融資額は1.25万億元を上回った。
それと同時に、上海自貿区では、人民元の越境と外幣管理の核心は変化し続けている。2018年6月末までに、人民元越境清算の総額は7.4万億元を超え、越境人民元双向資金プールの業務収支の総額は累計1.2万億元を上回った。
国際金融センターの建設とともに、上海はさらに開放的な金融市場システムと金融機構システムを備えるようになり、海外向けの金融取引プラットフォームは正式に運営し始めた。また、フランス興業銀行は上海自貿区で合資証券会社を設立しようとしている。