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2018世界人工知能大会で上海はAIを発展させる一連の措置発表

作者 杜暁駿 上海浦東 2018-09-20

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このごろ上海で行われた2018世界人工知能大会では、AI分野の人材育成、情報やデーターリソースの共有と応用、人工知能産業における協同革新の強化、AI産業の配置と集積、投資・融資への支援といった五つの方面をめぐって具体的な措置が講じられた。

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人材育成の方面では、上海はAI分野のトップ人材と研究グループを上海市の「人材高峰プロジェクト」に収め、AI人材に向けて、革新と創業、仕事、生活などでの便利化を促進し、国際的な影響力を持つAI事業発展のプラットフォームを立ち上げていく。

情報やデータリソースの共有と応用では、上海は政務、教育、医療、旅行などの分野のデータリソースのさらなる開放を促進し、交通、貿易、農業などの応用シーンを完備し、新技術、新製品、新モデルの実現を促進する。大量のデータの開放と応用シーンの実現は、AI分野の革新型企業を育成する上でプラスに働いているとみられる。

資金の支援では、上海はAIを上海市戦略新興産業の重点分野に組み込んでおり、社会から資金集めを行って千億元規模のAI発展基金を設立し、企業に対して資金や金融など多方面で支援を提供する。 

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今後、上海は約60のAI応用シーンと100以上のAI応用プロジェクトを建設し、3-4のAIを特色とした村と5のAIの特色あるパークを設立し、千億元規模のAI産業発展基金を立ち上げていく。

浦東は中国の電子商取引最大手・阿里巴巴(アリババ)と手を組み、アリババ(上海)研究開発センターを設立した。今後、上海におけるAIの発展を後押しし、上海の都市のレベルを向上させ、競争力を高めようとしている。