上海自由貿易区が「2019年上海自由貿易区のアップグレード目標」を明らかに
このほど打ち出された「2019年上海自由貿易区のアップグレード目標」では、次のような発展目標が明確にされた。
● 2019年、商品の売り上げが伸び続け、その増加ペースは経済の成長ペースに追い付く。
● 社会消費品小売り総額の増加率とデジタルビジネス取引額の増加率はそれぞれ8%と18%を実現する。
● 貨物の輸出入規模は安定的な発展を保つ。
● サービス貿易構造の最適化も進み、サービスの輸出入の増加率は5%、また新興サービス輸出は二桁の増加率を実現する。
● 商品の展示エリアは1900万平方メートルに達する。
● 新設の多国籍会社の地域本社は40社に達し、対外投資は安定増加傾向を保つ。
● 現在、上海は第二回国際輸入博覧会に向けて準備を進めており、輸入博覧会の溢出効果を拡大し、長江デジタル地域の一体化発展を推し進めようとしている。
● 上海のグローバル貿易投資ネットワークにおける中枢としての機能を強化し続ける。
● 多国籍サービス貿易はネガティブリストの管理モードを採用し、デジタル貿易サービスを提供し、多国籍バイオ医薬保税研究開発区の建設と文化旅行事業の展開を探索する。
● 上海自由貿易区の拡大をきっかけに、外資開放の分野を拡大し、プロジェクトの入居を促進し、企業の投資を増加し、新しいプロジェクトへの投資を積極的に展開し、技術革新への資金投入を拡大する。
● 上海における多国籍会社の地域本社の管理モードは決済・投資・運営の一体化の方向に向かってアップグレードを続ける。
● 外資研究開発センターはグローバル研究開発センターへ、製造業は先進製造業や戦略性新興産業へアップグレードを進める。
● 国際一流のビジネス環境の優位性を発揮し、高いレベルの国際貿易ルールに適応する貿易の枠組みの構築を後押しする。
● 国際貿易単一窓口(ワンストップサービス)の地域化・国際化を着実に推進し、長江デジタルの単一窓口の建設を加速し、地域を跨ぐ登録申請、情報共有及び機能の融合を実現する。
● さらにアジアパシフィック地域のポートとより多くのアジアや「一帯一路」の地域の繋がりを強化する。
(情報ソース:外聯発商務諮詢)