外資出資比率制限を撤廃へ=上海自由貿易試験区
4月10日、上海政府の主催による「推動高質量発展調研行(高質な発展を推進しようとするイベント)」報告会が開かれた。同報告会で、上海自由貿易試験区は今年中に外資関係の案件を数多く推進することが明らかされた。うち、上海自由貿易試験区は今年商用・乗用車の外資出資比率制限をなくし、証券会社、商品先物会社、生命保険会社などの外資系企業を対象とし、外資出資比率制限の撤廃を試行しようという。
4月11日、商務部の記者会見で、代表者の高峰氏は上海自由貿易試験区の更なる建設について、以下の3点を表明した。
1.上海自由貿易試験区は改革の先頭に立ちながら、その経験をまとめる。
2.上海自由貿易試験区は多種多様な訓練・コミュニケーション活動を開催し、改革の経験を活かして広げようとする。
3.上海自由貿易試験区は引率と模範としての役割を果たし、他の経済開発区や新区における自由貿易に関する改革を支持する。
現在、商務部と上海市政府は上海自由貿易試験区で新たなエリアである「新片区」を建設する案を立て、改革をスムーズに推進しようとしているという。