浦東、「AIプラス」の実現に向け
最近、上海は学校や病院など12のシーンにAI(人工知能)を導入する「AIプラス」を試行し始めた。
うち、臨港科技城で行った「AIプラス交通」は、港と鉄道を緊密的に繋げ、コストコントロールをできた一方、運送の安全性と効率性も向上させ、完全な物流システムを作り上げた。張江人工知能島の「AIプラス園区」は、AIや5Gなど50以上の先端技術を活用し、AI産業が集中する示範区を目指しているという。ほかに、中国建設銀行上海支店の「AIプラス金融」は、従来の銀行業務を変換する「未来銀行」を目標として、上海の金融センター建設に助力しようとしている。
張江人工知能島の「AIプラス園区」
上海市経済・信息化委員会のある責任者は、今回の試行は上海でAIを活用するための指針となると述べ、上海における「AIプラス」の実現に大きな期待を寄せた。「AIプラス」計画による試行期間は約1年で、2019世界人工知能大会、全市スマートシティ体験日などの活動で海外向けの成果展示も行う予定。AI応用のシーンを拡大することについて、上海は60のAI活用シーン、6の革新的応用示範区を設立し、3年かけてすべてのエリアに実用化を実現するという。
また、上海人工知能発展連盟も同日に成立した。同連盟は、全国ないし全世界に向けてAI技術、産業、応用、研究、投資などの分野における企業・機構を誘致し、上海のAI発展を力強く推進しようという。