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上海浦東、世界の「客間」へ

上海浦東 2019-05-15

浦東において開催されたアーチェリーワールドカップ・上海大会が5月12日、陸家嘴センターで滞りなく終了した。8人のワールドチャンピオン、十数人の選手及び世界アーチェリー連盟の役員たちが黄浦江の東岸に位置する「望江駅」(黄浦江を見るパブリックスペース)を訪ね、世界の「客間」である浦東の風景を楽しみながら、龍舞と獅子舞を見て客好きの中国人の情熱を感じた。

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選手たちの記念写真

上海市委常委、浦東新区区委書記の翁祖亮氏は、ワールドチャンピオンたちに花冠をかけ、選手たちに記念品である切り紙を渡した。その切り紙は馬に乗って弓を引いている人の姿をしていて、今後みんなが良い成績を取れるように祝福の意を表したという。その後、選手たちは中国一の高層ビルである上海センターの118階にある、高さ546メートルの展望台に美しい上海の街を眺め、この綺麗な景色を目にとめるための記念写真も撮った。

22キロメートルの濱江トンネルが開通した後、浦東は市民と観光客のニーズに応じ、総合的なパブリックスペースである「望江駅」を20か所以上も設立した。また、浦東は望江駅の「客間」としての役割を果たさせるため、「遇見」、「身臨」、「悦読」という三つの特別な駅を建設した。静かな書斎である一方、賑やかな放送室でもあるこれらの駅では、先端のバーチャル・リアリティ(VR)技術や伝統的な郵便文化を体験できるし、名家のマニュスクリプトや市民が撮影した作品なども見られる。黄浦江の東岸に散歩したり、望江駅に休憩したりして、ここで浦東の風景と文化をじっくり味わえるという。

浦東は去年から、「Nacra 17」ヨットセーリング、ツール・ド・フランス、UIM Xcat世界選手権大会、グロバール馬術チャンピオンシップなどのスポーツ大会を主催し、今年では、Dota2公式世界大会「The International 2019」などの国際的なイベントが開催される予定もある。

今後、浦東は引き続き黄浦江の東岸における濱江文化を発展させ、文化、旅行、イベントなどの要素を一体化する世界の「客間」である新しいランドマークを建設するという。