浦東美術館、国内外芸術交流のプラットフォームへ
上海陸家嘴グループは6月11日、イギリスのテート・ギャラリーとの間で、美術館運営のコンサルティングと開館記念展示の開催に関する協力文書に調印し、正式に浦東美術館の運営を開始した。
浦東美術館の予想図
浦東美術館は陸家嘴中央ビジネス区に位置し、建築面積は40590平方メートルに達する。地下2層、地上4層を構える同館は2017年9月から着工し、2021年の初頭に竣工し、半ばに公開される見込み。テートはグローバルなギャラリーとしてこれから三年間、浦東美術館にトレーニング・コンサルティングサービスを提供し、さらに浦東美術館の落成開館記念として、テート館蔵品展を開催する予定。また、今後2つのテート・ギャラリーが企画した展覧会が浦東美術館で開催され、両館の戦略提携関係をより一層推進するという。
調印式で、中国文化・旅遊部芸術司長兼浦東新区副区長の諸迪氏は、多彩な文明には交流が必要で、浦東美術館が上海における最新の美術館として国内外芸術交流のプラットフォームを構築し、中国文化と世界文化との交流・融合を促進しようと未来の展望を語った。浦東美術館は「上海におけるグローバル文化の新しいランドマーク」、「グローバルな文化・芸術交流のプラットフォーム」の建設を目標とし、国内外の資源を集め、上海美術館群の機能補完と更なる発展を実現しようとしている同時、浦東ないし上海の公共文化サービスのレベルアップに尽力していく。
陸家嘴グループは、テートとの長期的協力によって、浦東美術館を一流のグローバルな視覚芸術機構にし、国内外の芸術交流を促進し、中国文化の影響力を拡大すること目指している一方、陸家嘴エリアの機能性向上と観光産業の協同発展のけん引役として、浦東美術館館の建設は注目に値すると表明した。