第22回上海国際映画祭が開催
6月15日、第22回上海国際映画祭が正式に開催され、国内外における映画業界の代表者ら、入選・上映作品のスタッフ、各界のゲストらが、上海に集まった観衆と一緒に開会式に参加した。上海市委書記の李強氏、中宣部常務副部長、国家電影局長の王暁暉氏が同開会式に出席し、中宣部副部長、中央広播電視台長慎海雄氏、上海市委副書記、市長の応勇氏はあいさつをした。
第22回上海国際映画祭開会式の現場
慎海雄氏は、上海国際映画祭が光と影で夢を叶え、映画の展示・交流のプラットフォームを構築し、映画文化の交流を深める種をまいたと語った。同氏によると、今回の映画祭は「アジアから発足」というテーマをめぐり、時間と空間を超えるアジア映画の魅力を展示し、上海の都市文化ブランドをレベルアップさせ、さらにアジアの国々が互いの文化を理解できるように映画で橋をかけようという。
また応勇氏は、上海国際映画祭が文化の交流より生まれ、産業の発展より興り、大衆の参与より栄えると語った。上海国際映画祭は1993年から発足し、現在はアジア太平洋地域で最も影響力のある映画祭の一つとなっていて、映画文化の普及と映画産業の発展を目的とし、毎年10日間の会期中に国内外の500以上の作品が上映されている。日本映画が数多く入選する映画祭としても知られ、日本映画特集や特別上映会などが人気を博している。
中華人民共和国成立70周年を迎え、今回の映画祭のもう一つのテーマは「光と影の70周年・強国の夢を共に抱く」で、中国の歴史を振り返る映画が多数上映され、観衆たちに祖国の発展を示そうとする。ほかには、世界中112か国・地域からの映画3964本が今回の映画祭に揃い、うち500本は上海全市の16区、47軒の映画館で上映される予定。注目を値する情報として、一部の入選映画作品は無料で市民に公開され、国内外の映画スタッフが舞台挨拶を行い、映画を愛する観衆たちと交流するという。
映画「登攀者」のスタッフが発言していた