国際水中ロボット競技会、上海において初開催
7月10日、2019「臨港杯」国際水中ロボット大会は上海海事大学臨港キャンパスにおいて開催された。同大会における重要な一環としての国際水中ロボット競技会は初めて上海で行われるという。
国際ロボット競技会は国際水中ロボット連盟により創立され、潮州、北京、合肥などの後、今回上海で開催され、国内外の大学から200以上の水中ロボット競技チームを惹きつけた。
競技会の現場
二日間続く今回の大会は、国際水中ロボット競技会のほか、専門家フォーラム、ビジネスマッチング、設備展示、求人募集などのセクションを設置し、水中ロボット分野における産学研一体の発展を目指し、海洋科学技術を輝かせようとしている。うち、国際水中ロボットフォーラムと海洋スマート装備先端技術研究会はイギリスのエセックス大学、香港中文大学、北京大学、清華大学、北京航空航天大学、上海交通大学、上海海事大学、山東大学、哈爾浜工業大学などからきたAI(人工知能)に携わる十数人の専門家を招き、水中ロボットに関する多分野にわたる研究・活用やバイオミメティックス、海洋装備の国産化などの課題について討議を行った。また、4500m級有人潜水船「深海勇士」の総設計者、「蛟龍」号有人潜水船の副総設計者である胡震氏も同大会に出席し、「深海勇士」の開発プロセスと未来の活用シーンについて経験を分かち合った。
水中ロボットは海洋スマート装備開発の重点で、臨港の深度潜水、深海探査などの一体化システムにおける中核的な産業チェンの1つ。臨港海洋園区では現在、ローレルバンクマシン、AutoSubsea Vehicle(遨拓装備)、彩虹魚科技などの優秀な水中ロボット産業チェン企業が集まっている。
国際水中ロボット連盟主席、北京大学の謝広明教授は、今回の大会は中国の水中ロボット技術の進歩と海洋事業の発展を推進する産官学研の提携・交流の盛会であり、連盟は今後人材、技術イノベーションなどの面から臨港の企業を支援し、産業発展のニーズに応え、中国が海洋強国になれるように尽力すると表明した。