2019世界人工知能大会が開催=浦東
8月29日、2019世界人工知能大会(以下「大会」と略す)は上海市浦東新区において正式に開催された。浦東は単なる大会の会場ではなく、AI(人工知能)を活用したイノベーションの先導エリアでもある。陸家嘴から万博エリアまでという黄浦江ベルト沿線のAI活用シーン、張江人工知能島における産業集積の発展、金橋エリアの「5GプラスAI」エコイノベーション園の建設などAIは浦東における質の高い発展の新しい原動力となっているだろう。
2019世界人工知能大会 写真・PUDONG TIMES
今回の大会では、「ハイエンドフォーラム」、「テーマイベント」、「活用シーン」、「スマート体験」4つのセクションが設置され、上海万博センターがメイン会場で、徐匯濱江エリアがサブ会場となる。この前に公表された大会の情報によると、メインフォーラムに出席する講演ゲストのうち半数以上は外国人で、グローバルAI研究の主流派の科学者代表50人余りは浦東で集まり、AIの未来について討論を行う。マスク氏(スペースX社の設立者)、馬雲氏(アリババ社の設立者)、馬化騰氏(テンセント社の設立者)、スワミ氏(アマゾン社)など業界のリーダー百数人も同大会に出席し、開会式ではマスク氏と馬雲氏の会談も行われるという。
AI宇宙飛行士に手を振っていた体験者 写真・PUDONG TIMES
また大会の開催に対し、浦東新区科学技術と経済委員会人工知能と情報サービス業処長の夏玉忠氏は、浦東は国家人工知能応用先導エリア(今年5月国家工信部の発表による設立された浦東におけるエリア)を建設する同時、機能性を持つAI関係の機関を誘致し、重要なプロジェクトを導入し、AI産業の発展と活用を促進し、改革・イノベーションを形成させ、人材、技術、資本などの要素を集積させ、AI業界の規範と制度を立て、上海ないし全国におけるAI発展の中心地を目指していると表明した。