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浦東、国際貿易センターのコアエリア建設を推進 外資系貿易企業21社が新設・増資

上海浦東 2019-09-17

9月11日、「浦東新区改革開放の再出発を支援し、国際貿易センターのコアエリア建設を加速させることに関する調印式及び浦東における貿易の利便化に関する事業推進会議」が開催された。同会議では、浦東新区人民政府と上海市商務委員会が両者間の連携協定に調印し、一連の貿易利便化措置や貨物貿易・サービス貿易・貿易イノベーションという3つの分野のブランド企業が発表され、重点対外貿易企業21社の新設・増資協定調印式も行われた。上海市委常委、浦東新区委書記の翁祖亮氏、副市長の許昆林氏などが出席。

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写真・IC

新設外資系貿易企業のうち、北アメリカ最大のチョコレートメーカーであるハーシー(Hershey)が設立したハーシー(中国)投資管理有限公司など8社が保税区管理局と契約した;世界トップ500企業のロシュ(Roche)が設立したロシュ(上海)医薬貿易公司など6社は張江管理局、金橋管理局、万博管理局と契約した;世界第4位の規模の鉄鉱石採掘業者であるフォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)が設立したチチェスター金属貿易(上海)有限公司など7社は陸家嘴管理局と契約した。

高級ブランド品専業ECプラットフォームファーフェッチ(Farfetch)を運営しているファーフェッチ(上海)電子商務有限公司も保税区管理局と契約した。ファーフェッチは去年中国大陸での売上高が2.5億ドル(1ドルは約107.7円)に達し、今回の契約による運営規模の拡大も予想されている。ファーフェッチを代表とする越境EC小売輸出入業務という新型貿易は現在好調で発展している。浦東新区の王華副区長によると、浦東新区における越境EC小売輸出入業務の取引総額は2018年、19.8億元(1元は約15.2円)に達し、全市の40.7%を占めた。今年上半期では、同区の越境EC業務も目覚しい発展を遂げた。小売輸出入取引総額は同期比98%増の14.8億元で、全市の51%だという。ほかに、オーストラリア、シンガポール、アメリカなどからの投資を受けた、健康食品やバイオ医薬などの分野に携わる外資系貿易会社280社は今年上半期浦東に新設されたという。