浦東、外資プロジェクト12件に調印
9月16日、上海市政府は外資プロジェクトに関する共同調印式を行い、総投資額約77億ドル(1ドルは約108円)の外資プロジェクト42件に調印した。上海市長の応勇氏、副市長の許昆林氏が出席。
今回調印されたプロジェクトのうち、12件は浦東に位置し、投資額は約33.9億ドル。これらのプロジェクトは陸家嘴、金橋、張江、万博、保税区、臨港新片区6エリアにおいて展開される予定。その内訳をみると、GLP(上海)、盒馬(中国)、ストローマン(中国)、フィデリティ・インベストメンツ(上海)などの外資系企業があり、バイオ医薬、化学工業、新エネルギー、商業貿易、金融など多分野に及んだ。
陸家嘴エリア 写真・IC
上海市商務委員会がこのほど発表したデータによると、今年1月から8月まで上海の新設外資プロジェクト、成約外資額、外資実際利用額はそれぞれ、前年同期より47.8%、9.6%、13.4%を増加し、新設多国籍企業地域統括本部は31か所で、うちアジア太平洋地域統括本部は18か所、研究開発センターは10か所。また今年8月まで、上海の外資導入額(契約ベース)は計5000億ドルを突破し、外資実際利用額は計2500億ドルを超え、多国籍企業地域統括本部は計701か所に達し、うちアジア太平洋地域統括本部は106か所、研究開発センターは451か所。
注目に値するのは、上海の外資導入は安定な成長を遂げた同時、そのメカニズムも改善されてきた。今年1月から8月まで上海のサービス業外資実際利用額は前年同期比13.3%増の115.68億ドルで、外資総額の88.3%を占めた;製造業外資実際利用額は前年同期比14.7%増の14.99億ドルで、外資総額の11.4%を占めた。外資サービス業と製造業の展開が加速しているという。