ホーム>浦東情報

杭迎偉氏、米ブラックロックの役員と会見

上海浦東 2019-10-16

上海市政府副秘書長、浦東新区委副書記の杭迎偉氏は10月11日、米ブラックロック(BlackRock, Inc.)アジア太平洋地域のジェラルディン・バッキンガム主席(Geraldine Buckingham)一行と会見した。 

杭迎偉氏は次のように述べた。上海は中国経済を支える中心都市で、浦東新区は上海が「5つのセンター」を建設するためのコア地域である。うち金融業は浦東における最も重要な産業であり、全区GDPの28%を占めた。29年にわたる発展を経て、浦東は一面の耕地から現代化都市と変貌を遂げた。浦東は金融要素の集積を重視している。浦東では現在、営業許可がある金融機関数は1060に達し、全市の6割以上だ。一方、浦東政府は企業と市場により良いサービスを提供するため、ビジネス環境の法治化・国際化・利便化を推進している。浦東は今後引き続きブラックロックの発展を支援し、同社が次々と新しい成果を上げるように期待を寄せている。 

それに対しバッキンガム主席はまず浦東がブラックロックに与える支援を感謝した。中国における事業展開はブラックロックの重点的戦略で、中国との提携は長期的成功の鍵である。ブラックロックは浦東政府との交流を深め、資産運用分野においてより多くの機能を発揮しようとバッキンガム主席は語った。 

ブラックロックは、世界最大の資産運用会社で、シャドー・バンキング・システムである。本部は米ニューヨークに位置する。今年6月まで、ブラックロックの世界運用資産総額は約6.84億ドル(1ドルは約108.3円)に及び、浦東ではブラックロック投資管理(上海)有限公司とブラックロック海外投資ファンド管理(上海)有限公司2社を構える。