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第1回世界海事大会が開催=臨港新片区

上海浦東 2019-10-21

10月21日、第1回世界海事大会は上海自由貿易試験区臨港新片区において開催された。大会は「新たな時代、新たな科技(科学技術)、新たな海事」をテーマとし、30か国・地域からきた専門家、学者、企業代表者など400人余りを招いた。

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臨港新片区・上海海事大学キャンパス 写真・IC 

大会は、世界海事経済、海運と管理、スマート船舶、海事管理、海事法、海事エネルギー管理などの人気分野に及ぶ13のフォーラム、100余りの講演を含んだ。うちノーベルマスターフォーラムでは、2007年ノーベル経済学賞受賞者のEric Maskin博士と2006年ノーベル物理学賞受賞者のGeorge Smoot博士はそれぞれ、「ブロックチェーンのメリットとデメリット」、「青い海経済」を題とする報告を行った。また国連国際海事機関のChris Trelawny氏やスイス海事局長のKatarina Noren氏なども発言した。ハイエンド対話というセクションで、英航海学会CEOのJohn Lloyd氏、米オーブコム社AIS営業部長のGeorge Best氏などは「海事業界におけるデジタル化転換と発展」について討論を行った。 

一方、「2018南海運航状況研究報告」が発表され、中国航海学会理事長、上海海事大学長の黄有方氏と中国航海学会常務理事の肖英傑氏は詳しい説明を行った。「世界貿易情勢の変化や人工知能、自動運転車などの技術の活用と伴い、海運業界は発展のチャンスをつかまえ、積極的にチャレンジしなければならない。今回の大会はグローバル海事産業の開放、規則化そして転換・アップグレードを推進し、国際的なウィンウィン関係を築くための協力を強化するだろう」と黄有方氏は語った。 

今回の大会は中国科学技術協会の許可と中国航海学会、上海海事大学の共催による開催された。