上海、古い造船所の再開発へ
滬東中華造船有限公司、滬東重機有限公司、上海金橋有限公司は4日、滬東中華造船所の再開発プロジェクトに関する三者間戦略提携協定の締結式を開催した。
黄浦江 写真・視覚中国
滬東中華浦東工場エリア(プロジェクト立地)の前身は、英国籍ユダヤ人のエリック・マーラーが創立したマーラー造船所である。2001年、浦東の滬東造船所と浦西の中華造船所の資産リストラにより、今の滬東中華が成立した。滬東中華は現在、中国海軍が装備している各種類の水上艦を生産し、護衛艦と揚陸艦の「ゆりかご」と言われる。
今回締結された協定によると、滬東中華と滬東重機の浦東工場エリア移転は2021年6月に実施し、プロジェクト用地の開発も同時に行われる。「滬東中華造船所は上海において経済の最も急成長する地域になるだろう」と上海金橋有限公司の周堯副総経理が話した。
滬東中華造船所は黄浦江下流、浦東北部の水際地域に立地し、北は趙家溝、南は金橋路、東は浦東大道と接し、江の向こうに復興島が臨める。その敷地面積は約65.06ヘクタールに達する。造船所を中心とした半径8キロ圏内には、金橋開発区や陸家嘴金融区など幾つの機能区があり、科学技術・イノベーション、金融、産業、文化、ファッションなどの要素がそろっている。
また周堯副総経理は、該当地域の開発が先端技術と未来産業に焦点を当てると表明した。