上海人民代表大会、ビジネス環境改善が話題
開催されている上海市第15回人民代表大会第3次会議では、ビジネス環境改善は代表の皆が関心を持つ話題の1つとなった。
写真・Sipa
泰鈉代表は、ビジネス環境の良さもソフトパワーの一種であり、競争力の源でもあると指摘した。泰鈉代表によると、上海はビジネス環境の改善を推進し、管理サービスを向上させ、外資誘致を促進していくべきだ。また泰鈉代表はネガティブリストをコアとする外商投資管理制度を改善し、市場参入の制限を緩め、企業にサービスを提供できる安定的なメカニズムを構築してほしいと伝えた。泰鈉代表は市場における仲介役組織を育つというアドバイスを提出した。
2019年以来、上海市政府は数多くのビジネス環境改善政策を打ち出した。陳峻代表は「政府にとって企業の市場参入だけではなく、経営面の問題を無視してはいけないと思う」と話した。「透明」なプラットフォームを作り、民間企業の市場参入制限を緩めるべきだと陳峻代表は付け加えた。
張潤斌代表から見ると、社会信用システム向上はビジネス環境改善の鍵である。張潤斌代表は情報シェアリングシステムなどをいち早く改善し、信用情報の公示ルートも開くべきだと語った。